魅力は“ギャップ”にあり!バスケ少女だった水戸理恵が、ラクロスに惹かれた理由。

2015.04.06 森 大樹

水戸理恵

 

今回はラクロス女子日本代表の水戸理恵選手にお話を伺います。水戸さんは高校でラクロスに出会い、アンダー世代から代表に選出されている他、立教大学時代には関東学生リーグで優勝などの成績を収められています。現在は社会人クラブチーム・FUSIONに所属し、持ち前のスピードを活かしたプレーでご活躍されています。

 

バスケットボールをするために入った高校で、ラクロスを始める

 

-まず水戸さんのスポーツ経歴を教えてください。

3歳くらいの頃から基礎作りのために体操と水泳をやっていました。スポーツとしては両親がやっていたというのもあって、テニスをしていました。幼稚園くらいの時だと思います。その後小学校3年生の時からバドミントンを始めました。5年生からはバレーボールのクラブに入りました。

中学生の時はバスケットボール部に入部したのですが、足が速かったので、陸上部からも声がかかって掛け持ちしていました(笑)ラクロスは高校から始めることになります。

 

-高校からラクロスを始めるというのは珍しいですね。大学からというイメージがあります。

本当は高校にもバスケットボールをするために入ったんです。東京成徳というバスケットボール部が強くて、全国大会にも出る有名な学校です。中学の時に選抜に選ばれたりもしていたので、挑戦してみたいと考えて入学しました。そうすると今度はラクロス部の顧問の先生から声がかかりました。私の足の速さも知っていたようです。それで誘われて見学に行ったところ、ラクロスに惹かれて入部したという流れです。

 

-バスケットボールをするために入った高校でラクロスを始める選択をするにはかなり悩まれたのではないですか。

悩みました。なので入学してすぐに入部はせず、4~5月はどちらにするか考えていました。結局ラクロス部に入りましたが、もう既に約20人が入部していて、私が最後でした。バスケットボール部も見学に行きましたが、中高一貫の子達がある程度チームを組んでいて、私は足首の怪我を持っていたというのもあったので、最終的には新しいことをやってみようという気持ちになりました。

 

-水戸さんが思う、ラクロスの魅力を教えてください。

スピード感がありますし、女の子から人気があります。クロスという競技で使うスティックを持つだけでかわいく見えるというのもあるのだと思います(笑)服装もポロシャツにチェックのスカートだったりするので、それがかわいいです。ですが、可愛さだけではなく、見た目によらずとてもエキサイティングなスポーツでもあるので、そのギャップがまた魅力の一つだと感じます。

 

水戸理恵

 

-どういった人がラクロスに向いていると思いますか。

足が速いことと、球技が得意な人は繋がる部分もあるので向いていると思います。

 

-ラクロスを始めるとまず重点的に何を練習する必要がありますか。

初めはパスキャッチの練習をします。この部分ができないとゲームにならないので、しっかりやります。高校で始めたての時もまずはパスキャッチを100回やるように言われました。

 

速攻からの1on1は誰にも負けない

 

-水戸さんの今の目標を教えてください。

大きな目標ですが、ロンドンで行われる2017年のワールドカップに出場してメダルを取りたいです。

 

-海外遠征などがある場合、その費用はどうされているのですか。

ほとんど自腹で、2割程は協会が負担します。

 

-今は社会人で働いていると思いますが、学生時代は海外での遠征や試合等で費用面でも苦労されたのではないでしょうか。

アルバイトをしてお金を貯めてはいましたが、金銭面では親に負担してもらっていました。渡航費などは出してもらって、向こうでの生活費は自分のアルバイト代から出すような形でした。

遠征は10日程度、試合や大会は2週間程度向こうに滞在します。大会は毎回国もバラバラですが、遠征はオーストラリアかアメリカが多いです。ラクロスはアメリカが強いからです。

水戸理恵

 

-ラクロスをやってきた中で一番嬉しかったことを教えてください。

大学4年の時に自分たちで作り上げたチームでゲームキャプテンをやっていて、関東学生リーグで優勝できたことが一番嬉しかったです。優勝カップを持った瞬間、自分がやってきたことは間違いではなかったと確信できたこと、結果を残せたことが嬉しかったです。

 

-反対に苦しかったことを教えてください。

今もそうですが、私はまだ自分の所属しているチームで日本一を獲ったことがありません。下の世代から代表チームに入っているにもかかわらず、自分のチームで日本一を獲れてないという現状が苦しいです。

 

水戸理恵

 

-選手としての水戸さんのアピールポイントを教えてください。

足が速いというのを今まで買われていた部分が大きいので、「速攻からの1on1は誰にも負けない」という自信があります。

 

-初めて日本代表になった時の気持ちを教えてください。

私が初めて代表に選ばれた時はまだ19歳でした。チームの中でも最年少だったので心の中では嬉しいものの、表立って大きく喜べず、寡黙に練習していました(笑) でも、嬉しいというよりは日本代表として、”やらなきゃいけない”という覚悟を強く持っていたと思います。

 

-アンダー世代から代表に選出されていたということですが、やはりフル代表は違いますか。

違います。アンダー世代の時の自分は若かったですし、考え方も甘かったです。コーチにもすごく怒られて、泣いてしまったりすることもありました(笑)でもそれは私の高校からの悪い癖などを直してくださっていたのです。その経験があってからのフル代表だったので、その頃から比べたら少しは自分も成長できたのではないかと感じています。

 

-水戸さんの試合はどこに行けば観ることができますか。

大井球技場でやることが多いです。駒沢でもよく試合をします。

 

ラクロス女子日本代表

 

ラクロスは見かけによらず、とてもエキサイティングなスポーツ

 

-ここからは水戸さんのプライベートについての質問をさせて頂きます。

 

-ブログを拝見しましたが、先日ファスティングに挑戦されていましたね。

私実は結構な健康や身体に関係することに興味を持っていて、関連する資格を取りたいと思っています。なぜかというと、学生の時と比べて社会人になってから体を動かさないことが多くなったと感じていて、自分に何ができるかを考えた時に、まずは自分の身体を知って、食生活を改善していかなければ世界と戦えないと思いました。なので、一度身体をリセットさせるということで、雑誌やインターネットで調べてファスティングに挑戦することにしました。ちょうどこのオフの期間を利用して施設の予約をして行ってきました。

 

-どのくらいの期間、ファスティングしたのですか。

本当は1週間程度やるそうですが、私の場合仕事があったので1泊2日のプチ断食体験という形でした。14時頃に施設に入って、翌日の11時まで何も食べられない、と思っていましたが、夜にはお粥が出たり、朝にはフルーツやお味噌汁が出たりしました。ファスティングには準備期間が必要らしいので、それを体験したのだと思います。期間中はヨガをしたりもしました。ファスティングの結果、1.2kg程体重が減っていました。その後も朝は食べず、昼はいつも飲んでいるグリーンスムージー、夜だけ少し食べるといった生活をしていたらあっという間に2kgくらいは減りましたね。

 

-趣味を教えてください。

サッカーを見るのが好きです!
最近はホットヨガにも通い始めました。笑

 

-仕事と競技の両立はどういった形でされているのでしょうか。

今仕事は土日休みの班にいます。なので平日は仕事前や終わった後、ジムに行ってトレーニングをしています。実は、自分の住んでいる家の隣に24時間やっているジムができたんです。それでなかなか引っ越せなくなってしまいました(笑)

 

水戸理恵

 

-今の仕事(テレビ局)を選ばれた理由を教えてください。

アスリートの取材をして、スポーツ番組を制作しラクロスを広めたいという想いがありました。あとテレビ局は就職活動の時期が早いということもあり、部活でキャプテンをやっていた私は、早く就活を終えてチームに戻りたいと考えていました。就活期間は練習に4年生がいなくなってしまうということもあり、その不安要素を取り除くためでもありました。

 

-ラクロスをやっていたからこそ起きた特有の出来事やエピソードはありますか。

アザが酷いです。ディフェンスされた時にスティックが腕に当たるからです。夏に半袖で会社に出社すると同僚に心配されてしまいます(笑)

 

-好きな異性のタイプを教えてください。

スポーツをやっている人、何か目標に向かって一生懸命やっている人がいいです。あとは少年っぽい人がいいですね。

 

-最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

ラクロスは見かけによらず、とてもエキサイティングなスポーツです。1度見たらのめり込んでしまうと思います!ラクロスというスポーツを見たことない方、是非これを機会に試合会場へ足をお運びください。私もラクロスを1人でも多くの方に知ってもらえるよう日々精進して参ります。

 

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