人と人を縄が繋ぐ。世界を制した第一人者が語るダブルダッチの魅力

2014.12.22 AZrena編集部

SHUN

 

本日は、ダンス&ダブルダッチの日本初プロチームとして誕生したJ-TRAP.所属、日本のダブルダッチ第一人者であるSHUNさんにインタビューさせていただきました。

日本人初のNBAハーフタイムショー出演を始め、数々のイベント・TV番組に出演。 1997年12月N.Yで行われたダブルダッチ世界大会『HOLIDAY CLASSIC』で優勝をおさめられているSHUNさん、ダブルダッチの魅力に迫ります!

 

人と人を縄が繋ぐ

 

–  スポーツ経歴を教えてください。

小学校から高校までずっと12年間サッカーでした。ポジションは色々とやりましたが、最後はウイングバックです。自分へのマークは置いて行くような、走り回るタイプでした。

 

–  ダブルダッチとの出会いを教えてください。

高校3年生の時にクラスの友人に誘われて、ダブルダッチを始めました。毎年文化祭でバスケ部の3年生がダブルダッチをやっていたらしく、その時誘われたのがきっかけでした。

 

–  ダブルダッチに出会って変わったことはありますか。

実は、高校にはあまり行っていませんでした。友人と遊ぶことや部活(サッカー)が好きで学校に行っていた感じです。なので、部活を引退したらもう学校に行く意味は無いとさえ感じていました。そんな中ダブルダッチと出会い、色々な人と接しダブルダッチだけでなく人間関係も含め、楽しむことが出来て、もっとダブルダッチをやりたい!という思いになったのです。その中でダブルダッチが強い大学があるというと知ったので、思い立って大学を目指すことにも繋がりました。

 

–  ダブルダッチの人口はどれくらいですか。

日本国内で1年間に1回以上ダブルダッチをした10代の推計人口は33万人あまり(笹川スポーツ財団「青少年のスポーツライフデーター2006」による)だそうです。一つの大会に出場するのは、学生の大会でも200チーム近く出ていたりしますね。競技を行っている人数は大学生が一番多いです。

 

–  どの大学が強いのですか。

私がいた日本体育大学は、伝統があります。私含め負けず嫌いが多いのが強さの秘訣だと思います。ただ、今年の関東予選で優勝したのはなんと東京大学なんですよ!アクロバティックなどは体育大学の人間が勝っていたりするのですが、縄の使い方や魅せ方など、頭を使って構成を組み立てることが重要だったりもするんです。東大のチームはパフォーマンスの構成がうまく、今回1位に輝いた。という感じでした。今年の優勝チームはショーとして、非常に面白かったです。それは、国別でも同じことが言えます。身体能力は日本人よりも、海外勢のほうが高く、空中動作も凄いのですが、トータルでは日本人が上だと思います。世界大会などでも日本人が上位に入ってくるというのが今の現状です。

 

SHUN

 

–  ダブルダッチの魅力を教えてください。

「仲間」です。縄が2本あればどこでも誰とでも出来る。教え合う事も楽しみながら行う事も出来る。音楽が無くても歌いながら出来る。人と人を縄が繋ぐ。手軽に仲間たちと楽しめて、人と繋がることが出来る。これが最大の魅力です。後は、モテること。・・・嘘です(笑)
ダブルダッチを見た時には、「楽しいね!」「こういうのもあるんだ!」と肌で感じてもらえれば嬉しいです。私としては、ダブルダッチは一生懸命になるきっかけになるものでしたので、是非体験してみてほしいと思います。

引退した後も指導者として競技に携わりたい

 

–  ダブルダッチをやっていて嬉しかった事

自分自身に関して嬉しいことは大会の成績などです。ただ、今は子どもたちに教えることも行っているので、その子どもたちがステージの上でパフォーマンスをして輝いているということが一番の喜びです。ただ子どもに教えるということは非常に難しいです。友達がやっているから自分もやっている、親に言われたからやっている、という受け身の子どももいます。勝ちたい気持ちが強い子と楽しみたい気持ちが強い子がいるときは特に難しいです。勝たせてあげたいし、楽しんでももらいたい。どちらの気持ちも取り持ってあげないといけないのです。自分が行うわけではないので、子どもが楽しめるように考えて音楽も衣装も工夫することは大変なのですが、いざパフォーマンスが終わってニコニコしながら戻ってくる姿を見ると本当に嬉しくなって幸せな気持ちになります。練習してきた成果を出し切って楽しそうに帰ってくる瞬間はたまらないです。自分のことのように緊張して感動して泣きそうになります。

 

–  ダブルダッチしていなかったら何をしていると思いますか。

100%農業をしていますね。おじいちゃんが山梨の山奥で農業をしているので、もし大学に受からなかったらそこにいこうと思っていたこともありました。自然も好きだしやってもいいかなと考えていたので。今は引退した後もダブルダッチの指導者として競技に携わりたいと思っています。

 

–  趣味を教えてください。

時間があるときは、映画を観たり散歩したりしていますね。地元の大きい公園にコンビニでお酒買って、おつまみを買って、カメラをもって、散歩して、ボートに乗って、写真を撮ったり本を読んだり・・という休日を過ごしたりしています。

 

SHUN

 

–  Shunさんご自身の魅力を教えてください。

僕はお調子者です(笑)でも人を見た目で判断せずに、年齢も関係なく、人を見るところ、子ども好きなところは良い所だと思っています。

 

–  好きな異性のタイプを教えてください。

自然体で長く一緒にいられる人ですね。自分のあほなところも見せられるような人がいいです。

 

–  ダブルダッチについてやっている人ならではの話を教えてください。

人と話していて多いのが「ダブルダッチってこれでしょ」と縄を回す動作をされるのですが、だいたい逆回しや不思議な回し方をされます。同じくらい多いのが「Shunさんは跳ぶ方ですか、回す方ですか。」と聞かれますが、どちらもやります(笑)
他にはダブルダッチで使う縄が2本あるんですけど、たまに長さが2、3cm違うことがあります。そこで短い方の縄を引っ張って長さを調整するのですが、引っ張る加減でなかなか長さが揃わないことがあります。
あとは、縄の中に入るタイミングを「今入る」と伝えるのですが、高学年の子どもや大人になると、縄にぶつかってしまうのではないかとなかなか縄の中に入れなかったりします。小さい子どもの方が、純粋に指示通りにスムーズに入るので、すぐ跳べることがありますね。

 

SHUN

 

–  最後に一言よろしくお願いします。

ダブルダッチは見ていてすごく楽しいスポーツです。でも、実はやっている本人のほうが楽しんでいます。機会があれば是非一度挑戦してみてください。代々木公園や駒沢公園でやっていたりもします。プロのチームも各地でイベントに出演していたりするので、案外自分の住んでいる近くでもやっているかもしれません。どこかで見かけたら是非声をかけてみてください。