年代別代表や韓国でプレーした21歳。経験を糧にチームを次の舞台へ

2014.11.13 森 大樹

金澤真美

 

今回は女子サッカー、横浜FCシーガルズ所属・金澤真美選手のインタビューです。U-16日本代表、常葉学園橘高校を経て、単身韓国に渡ってプレーされるという少々変わった経歴をお持ちの選手です。

 

サッカー一筋の学生時代を送る

 

–  まずは金澤選手のスポーツの経歴を教えてください。

小学校3年生からスポーツ少年団で男の子達に混ざってやっていて、中学校から中高一貫の学校に家からは遠かったんですけど通うようになりました。中学校3年の時にはキャプテンをやっていて、ポジションはCB(センターバック)でした。高校でも同じポジションでしたね。

 

–  部活は楽しかったですか。

はい、すごく楽しかったです。

 

–  (中高一貫だと)メンバーが一緒ですものね。高校は強かったのですか。

はい、静岡では1、2を争うくらいでした。その2チームが県内ではずば抜けていたというのもあると思うんですけど。私のところが常葉学園橘で、もう1チームが藤枝順心(女子校)でどちらも中高一貫です。

 

–  サッカーの成績はどうでしたか。

中学校の時と高校最後の大会で全国3位でした。高校の時の3位決定戦は劇的でしたね。4対3だったかな。終わった瞬間に涙が出てくるような試合でした。

 

–  青春ですね!小3からサッカーを始めたということでしたが、他の競技をやろうとは思わなかったのですか。

実はサッカーを始める前にも習い事はいろいろやっていたんです。水泳やったり、ピアノやったり。でもその中でもサッカーが一番面白かったです。

 

–  今は「なでしこ」という名前が広まって女子サッカーが流行ってきていますが、何かご自身にも変化はありましたか。

やっぱりサッカーやっている、というと「なでしこ」という言葉が一番に出てきます。それほど女子サッカーがメジャー化してきている証拠ですよね。

 

–  (U-16)代表に入るまではどのような経緯があったのですか。

U-16日本代表に入るまでになでしこチャレンジプロジェクトというのがあって、代表選手を育成するためのプロジェクトに選抜されました。そこに選ばれるとJFAの協会の人に教えてもらったり、強化合宿に参加したり、上のカテゴリーの選手とも合同合宿などもしました。私の高校からは3人選ばれていました。自分の高校2年までの監督がU-16代表の監督をしていたので、近くで見てもらえていたし、他の人たちよりはアピールできる時間も多く、運良く代表経験することができました(笑)

 

–  やはり練習のレベルは高かったですか。

高いですね。ついていくのに必死でした。

金澤真美

 

高校卒業後は韓国でプレー

 

–  ご自身のプレーのアピールポイントは何ですか。

インターセプトです。空中戦よりはグラウンダーの方が好きですかね。身長高いのですが(笑)

 

–  女子サッカーの魅力は何でしょうか。

男子は結構ガツガツでパワフルでスピードもあると思いますが、女子は男子ほどのスピードはありませんが、チームごとにそれぞれの特徴がありますね。

 

–  韓国には何年行っていたのですか。

2年ですね。高校卒業してから行っていたので。いろいろありましたね(笑)とにかくチーム感を出すために食べるのも寝るのも一緒なんです。寮で1人になれる時間がほとんどありませんでした。部屋も3〜4人部屋でしたし。韓国特有なのかは分かりませんが、韓国のアイドルグループなどもグループみんなで一緒に住んでいるようです。韓国語も全く分からないまま行ったので、大丈夫かみんなに心配されましたね。内気で消極的な性格なので。でもそういう自分を変えたいという思いもありました。ちょっとやり過ぎた感はありましたが(笑)人見知りで初対面の人と全然話せなかったのも話せるようになりましたし、韓国が変えてくれた部分がありますね。

 

–  韓国に行ったきっかけは何だったのですか。

高校時代に県選抜の遠征で韓国に行くことがあって、後に所属することになる大学と練習試合をすることがありました。向こうのチームはすごかったんですよ。日本にはない勢いを感じました。ここに来れば自分に足りない力が身に付くのかなと。

 

–  それで行ってしまうのはすごいですね。親御さんからは止められませんでしたか。

親にはむしろ行きたい大学とかがないなら留学すれば、と言われましたね。それで支援してくれました。

 

–  横浜FCシーガルズにはどのように入ったのですか。

2年韓国にいましたが、日本シックにもなっていたので帰ってくることにした時、高校時代の監督や、周りのスタッフの方々に支えて頂いて、横浜FCシーガルズというチームと出会いました。

 

–  サッカーをやっている上で一番苦労したことは何ですか。 

生活の中心にサッカーがあるので、サッカーがあるから遊べない・・・とか、サッカー以外に何かしたかと言われるとないことですね。いろいろなことをしてみたいというのはありますが・・・

 

–  でもサッカーをやっていたからこそ出会える人もいると思いますし、やめたらサッカーが愛おしくなりそうですよね。 

それがあるからやめられないんですよね。やめたらどうなっちゃうんだろうって。

 

–  サッカーをやっていて嬉しかったこと、感動したことは何ですか。

チームスポーツなので、仲間と分かり合える喜びです。勝利したときも負けたときも一緒に悔しんで。感情を共有し合えることですね。サッカーだけではないと思いますが。

金澤真美

 

なでしこリーグ入りを目指して

 

–  今の目標を教えてください。

チャレンジリーグ入りを決めた今、来シーズンの舞台はまたレベルが高くなりました。 なでしこリーグ入りを目指して、チャレンジリーグで優勝したいです。

 

–  U-16日本代表の時の話を聞かせてください。 

結構スタメンで出ていたのですが、まさか自分がこのユニフォームを着てプレーするなんて思いもしていなかったので、本当に嬉しかったですね。親もすごく喜んでくれました。そんなにかっていうくらいいろいろな人に自慢してましたね(笑)嬉しさもありつつ、その時は恥ずかしかったり。代表に選ばれたおかげで海外もいろいろなところに行けてすごくいい経験になりました。フランス、アメリカ、タイ、トリニダーゴ・トバゴに行きました。

 

–  ここからはプライベートについてお聞きしていきたいと思います。 サッカーをやっていなかったら何をしていましたか。 

お姉ちゃんがダンスをやっていて、よく見ていたこともあり、いつもカッコイイな~と、思っていたので生まれ変わってやるならダンスがいいですね。全くできないんですけどね(笑)

 

–  でもやっぱり運動なのですね。

今仕事もしているのですが、デスクワークが本当に自分に向いていないと思って。自分はその後練習で体動かせるからいいですけど。

 

–  趣味は何かありますか。 

ショッピングです。オシャレとか好きですね。サッカーやっていますけど女子です(笑)

 

–  自分の魅力は何だと思いますか。

人を笑わせることが好きです。自分も楽しんで周りの人も楽しんでもらう、みたいな。8:2くらいの割合で笑っていますね。

 

–  好きな異性のタイプは。

自分より身長が高い、180cm以上でスポーツやっている人がいいです。何かに夢中になっている人で一緒にいて楽な人がいいですね。(自分の身長が)168cmなので、175cmとかだとちょっと高いヒールの靴を履いたら同じくらいになっちゃうじゃないですか。だから180cm越えは譲れないですね。

 

–  なかなか探すの大変じゃないですか。

大変ですね。でもそれだ!と決めているとそのぐらいの身長の人しか目が行かなくなりますね。ある意味探しやすいかもしれません。イケメンは好きですけどね。背が小さくても(笑)

 

–  スポーツやっていたから得したことはありますか。

かっこいいと言われることが多いですね。それも小学生の時は嬉しかったと思いますが、今はかわいいと言われる方が嬉しいです。女の子から言われる分には嬉しいですけど。

 

–  女子サッカーあるあるがあれば教えてください。

女子サッカーだけではないと思いますが、髪の短い選手だと大抵は男の子に見られて、女子トイレで驚かれることが多分9割くらいはあると思います。自分もありました。女の子っぽいものを買いたい時とかは苦労もあると思いますね。

 

–  最後に読者にメッセージをお願いします。

小学校からサッカーを続けてきて、辛いこともたくさんあり、いつやめようかなと思うこともありました。でも、続けてきて本当によかったなと思っていますし、今夢中になっていることがあるならやり続けた方がいいと思います。それが将来的に自分の宝物になっていくと思います。