【前編】ゴールキーパーを人気ポジションに!“二刀流”コーチの指導メソッド

2014.06.10 AZrena編集部

望月康宏

 

本日は、ゴールキーパーコーチ及びメンタルトレーニングコーチと2つのコーチングをされております望月康宏さんのインタビューをお送りいたします。

 

ヨーロッパではジャンケンに勝った人がキーパーをやる

 

ーまずは、望月さんのスポーツにおける経歴を教えてください。

小学校4年から、静岡県清水の入江小学校でサッカーを始めました。ちなみに、入江小学校はちびまる子ちゃんのモデルになった小学校です。

 

ーそうなんですね!TVのまんまなんですか?

はい、あのまんまです(笑)。その小学校で、綾部先生という女性のサッカーコーチと出会いました。その先生は、元Jリーガーの長谷川健太、大榎克己、堀池巧選手を率いて全日本少年サッカー大会優勝に導いた、女性サッカー指導者で有名な方なんですね。それで、小学校の担任が綾部先生だったんですよ。それが縁で、清水FCでサッカーをやることになりました。

 

ー当初のポジションはどこでしたか。

もちろんゴールキーパーです。理由は一番でかいからでしたね。日本は小学校で遊びでサッカーやる時も、ゴールキーパー誰やる?じゃあ、ジャンケンで負けた奴ね!みたいになるんですけど、海外は違うんですよ。

ドイツなどのヨーロッパだとジャンケンに勝った人がキーパーをやるんです。元ドイツ代表のオリバーカーンみたいに。一番頭良い人がやることも多いです。

 

ーキャプテン翼とか見ていても、若林くんは頭いい感じが出ていますけどね!若島津くんはフォワードになってますけど最近は(笑)

どうしちゃったんでしょうね(笑)でも、日本の場合はまだまだ人気が無いのもあって、僕としてはキーパーが大好きになる人間を増やしたいな!と思ってキーパースクールで少年達を教えています。

経歴に戻りますが、2個上に現浦和レッズの鈴木啓太選手がいたんですよね。同じ小学校で。雲の上の存在で憧れでした。中学校を選ぶ上で、将来に向けてプロを目指す!と考えた時の選択肢として、清水エスパルスのジュニアユースに入るか、東海大一中に入るかどっちかだったんです。で、鈴木啓太さんが東海大一中に入ったので、じゃあ俺もそうしよう。ということで東海大一中に入りました。

 

ー凄いですね!元々サッカーを極める道を歩もうとされていたんですね。

そうなんですけど、もう一つ理由があって、あんまり当時は地元の中学に入りたく無かったんですよね。

 

ーそれは何故ですか?

ヤンキーですね(笑)その時は近くの公立がサッカー出来る環境じゃ無かったですね。それでそのまま高校も啓太さん同様東海大翔洋でした。

メンタルトレーニングコーチの道を選んだ経緯

 

ー中学時代のサッカーはどうでしたか?

中学時代は3連覇がかかってたので、プレッシャーでしか無かったですね(笑)。なんとかチーム力で連覇出来ましたが。ただ、練習を頑張りすぎてふくらはぎが肉離れしてメンバーを外れ、2年では肩を脱臼し癖になってしまったりと苦労もかなりありましたね。

 

ー大抵成長が止まったり、断念せざるを得なくなるのは怪我なんですよね。今は怪我復帰後パフォーマンスを上げて返ってくる人もいますが、まだ稀ですよね。

自分も無茶な練習をしていたんだと思います。当時は専門のトレーナーがいたわけでも無いですし、キーパーコーチがいたわけでもないですし。キーパーは別メニューなので、練習で何をするかも全然決まっていなかったんですよね。

 

ーそれって、ゴールキーパーの練習メニューはどうされていたんですか。

そこで、じゃあ俺が考えるよ!ってなりまして。メニューを考え実行しているうちに、ゴールキーパーメニューを考えるのが楽しくなってきたんですね。なので、高校のサッカーを引退した後にすぐ、元いた中学校(東海大一中)のコーチに連絡をして、中学のゴールキーパーコーチをやらせてもらいました。

 

ーなるほど。そこがゴールキーパーコーチへの礎だったんですね。メンタルトレーニングコーチはどのような経緯でなろうと決意されたのですか。

高校3年の時に大儀見浩介さんが教育実習で来られて色々体感することが出来たんです。当時は「何だこれ!!」という感じでした。かなり興味深かったですね。ただ、その時にコーチになろうとまでは考えていませんでした。

メンタルトレーニングコーチになろうと思ったきっかけは大学3年ですね。ゼミに入らないと卒業出来ないので、ゼミを申し込もうとしていたんです。ですがゼミを希望する用紙を出す提出期限が過ぎていたんですよ。

 

ー焦りますねそれは。

これはやばい。と思って、どうしよう。と思っていたところを、大儀見さんが通りかかって「おい!ヤス!」ってたまたま声をかけて頂いたんですね。それで相談したら、一番人気のある高妻先生のゼミに入る事が出来たんです。相当ラッキーでした(笑)

 

ーなるほど。そこからメンタルトレーニングを本格的に学ばれたんですね。

そうですね。ゴールキーパーにおける独自の練習メニューが必要だという思いもあったので、GKコーチとメンタルトレーニングの二刀流となったわけです。

 

ーなかなかゴールキーパーを専門で教えてもらえる。っていう場所はまだまだ少ないですよね。

キーパーは上手くなりたいんだけど、教えてくれる人がいないんです。キーパーをやったことがある人が、なんとなく教える。ということは出来ても、専門的に教えてくれる人はいなかったんですよね。

なので、楽しみながらもしっかり学べる。というところを重用視して教えています。必要だなと思って頂けたなら嬉しいです。

 

【後編】へ続く

 

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