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独・ブンデスリーガ「今こそ結束を」強豪4チームがサポート基金設立

2020.04.13 / AZrena編集部

全世界が新型コロナウイルスの影響を受けている中、スポーツ界でもこの情勢に関連した様々な動きがある。そんな中、世界最大のマーケティング調査会社・ニールセン傘下の「ニールセンスポーツ」は、プロスポーツクラブや関連企業の取り組みについての調査や事例報告を定期的に配信。AZrenaではニールセンの協力を元に、コロナウイルスに関連した“世界のスポーツ団体”の動きをレポートしていく。

 

ブンデスリーガの“結束”

ドイツプロサッカーリーグ・ブンデスリーガ1部に所属する4チームが、新型コロナウイルスで打撃を受けている1部及び2部のチームを対象としたサポート基金を設立した。総額は2180万ドルにのぼる。

 

FCバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、バイエル04レバークーゼン、RBライプツィヒはそれぞれ、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)が運営する国内メディアによる自チームの年間収益を見送ると発表。これで1360万ドルをカバーし、残りの810万ドルは各クラブ自らの財源から確保する。これまでに開催された2019-2020年UEFAチャンピオンズリーグからの収益で埋め合わせられる可能性が高い。

 

DFL最高経営責任者であるクリスチャン・セイファートはこう話す。

 

「今回の取り組みは、ブンデスリーガ1部2部の結束が口先だけのものではないことを表している。われわれは生産者である。だから生産しなければ、存在することはできない。メディア、スポンサー、チケットの各方面からの収益なしではそう長く生き延びることができない。短期的に見れば、無観客試合が生き延びるための唯一の方法となってしまう」

 

FCバイエルン・ミュンヘンのCEOも同じく、ブンデスリーガの結束を訴えた。

「他の3クラブとともに、ブンデスリーガ1部2部の結束力を示したい。この困難な時代では、比較的強い者が弱っている者を助けることが重要である。また、フットボール界全体の結束力を示したい」

 

スポーツ界では、先の見えない状況を力を合わせて乗り切ろうとしている。プロサッカーリーグ観客動員数世界1位を誇るブンデスリーガの興奮を、再び魅せられる日が来るまで。

 

参照:『COVID-19 INITIATIVE INSIGHTS』Nielsen Sportsより

 

☆お問い合わせ先

ニールセンスポーツ担当:荒木
E-mail:[email protected]
TEL:03-6837-6550(代表)

https://nielsensports.com/jp/