AZrena編集部

なぜヴェルディなのか?なぜ全力なのか?そして、応援とは何なのか。あの全力さんが全てを語る。

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NPO法人スポーツ業界おしごとラボ(通称・すごラボ)が開催する「すごトーク」。

今回は、2014年のキリンチャレンジカップ・日本vsジャマイカ戦において、スタンドで激しく応援し、息切れする姿がTVカメラに抜かれ、一躍有名になった「全力さん」にお話を伺いました。日本代表及び、東京ヴェルディをサポートする加納組(応援団)に所属する加納広明氏。彼が考える、サポーターとして全力で応援する姿勢。そして、サッカーとの出会いについてお話を伺いました。

サッカーとの出会い

私はサッカーのプレー経験はありませんが、シドニーオリンピックを見てからサッカーを好きになりました。南アフリカ戦の試合を見てからです。高原選手のゴールは未だに記憶に残っていますね。そこから、日本代表のファンになりました。

初めて日本代表の観戦に行ったのは2003年です。そこから数年間観戦する時期が続いて、本格的に日本代表の“応援”を始めたのは2009年だったと思います。一方、ヴェルディの観戦を始めたのは2007年からで、応援らしきものを始めたのは、2008年の夏です。当時はJ1にいたのですが、最終節に川崎フロンターレに敗れてJ2に降格したんです。本格的に応援するようになったのは、ヴェルディのJ2降格が決まった翌年の2009年からです。日本代表もヴェルディも2009年から本格的に応援を始め、ファンからサポーターになりました。

 ヴェルディのファンになった理由は、まず、ホームタウンが近かったからです。ある日、開幕前にFC東京戦の、東京ダービーのプレシーズンマッチに行ってみようと思ったんです。その時は、特に理由はなく行きました。そこから、次節もまた観戦しに行こうという感じで、徐々に会場に足を運ぶようになりましたね。

当時のヴェルディには、フッキ、ディエゴ、服部年宏選手がいました。一方、FC東京には、福西(崇史)選手や土肥(洋一)選手がいました。力関係では、ヴェルディは負けていましたね。最初の観戦時にはメインスタンドで見ていたんです。それで、「どっちのスタンドに行こうかな」と考えた時に、FC東京の方は人で一杯だったのですが、ヴェルディの方はスカスカだったんです。単純に「席に座れる」と思い、ヴェルディ側のスタンドに行きました (笑)

 そこから少し期間が空いて、次に観戦しに行ったのはGW中でした。その試合で、ヴェルディは当時最下位だった水戸に1-5で負けてしまったんです。その結果、公式戦7連敗となりましたが、観戦しに行くのを辞めようとは思いませんでした。

その時は、スタンドの端っこにいるライト層として観戦していて、そのままシーズンは終わりました。そして新シーズンになり、応援に加わりたいと思い、2008年の夏から本格的に応援しようと、応援グループに混ぜてもらいました。そんな中、2008年にヴェルディがJ2に降格してしまいました。

私は、J2に降格しても応援しようと思っていたので、翌年の開幕戦に行ったのですが、応援グループのメンバーが誰も来なかったんです。当然、メンバーに連絡をしたのですが、「もう行かない」と言われてしまいました。自分が1人ぼっちになった瞬間でしたね。実際に、J1にいた時の観客動員数は1万人でしたが、J2に降格してからは3000人まで減ってしまいました。そこから危機感が出てきて、「自分が応援しなければ!」と思ったんです。