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MLBとNASCARのSNSエンゲージメント率が高い理由とは?

2020.04.16 / AZrena編集部

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全世界が新型コロナウイルスの影響を受けている中、スポーツ界でもこの情勢に関連した様々な動きがある。そんな中、世界最大のマーケティング調査会社・ニールセン傘下の「ニールセンスポーツ」は、プロスポーツクラブや関連企業の取り組みについての調査や事例報告を定期的に配信。AZrenaではニールセンの協力を元に、コロナウイルスに関連した“世界のスポーツ団体”の動きをレポートしていく。

 

共通点は「動画コンテンツの配信」

(上記グラフ緑がTwitter、グラフ紫がFacebookについて)

参照:『COVID-19 SOCIAL CONTENT RATINGS UPDATE』Nielsen Sportsより

 

2020年3月12日〜3月18日と、3月19日〜3月25日の期間を比較すると、6つの米スポーツリーグのうち、プロ野球リーグ・MLBとモータースポーツ統括団体・NASCARだけが、FacebookとTwitter両方でエンゲージメント率を伸ばしている。

 

この2つのリーグに共通しているのは、動画コンテンツの配信が多いことだ。過去のレースや試合をフルタイム配信することもあれば、名シーンをピックアップして届けたりもする。MLBの開幕予定日だった2020年3月26日には、過去の開幕戦を立て続けに配信し、「#OpeningDayAtHome」のハッシュタグとともにクラブや選手もSNSで発信して盛り上がりを見せた。

 

eスポーツとしてのコンテンツも多い。NASCARのFacebookでは、eNASCARについて積極的に取り上げ、レース動画などをアップしている。バーチャル上で競技を発信することで、これまで関心がなかった人々にも親しみやすい仕組みを作っている。

 

YouTubeやFacebook、リーグ専用メディアなどで配信している動画を、Twitterで効果的に拡散していることも似ている。Twitterは、ひとつの導線となっているのだ。

 

オンラインであっても、ファンとの距離を近くすること。これが、今を乗り越えるためのスポーツ界の一方策であることは間違いないだろう。

 

☆お問い合わせ先

ニールセンスポーツ担当:荒木
E-mail:[email protected]
TEL:03-6837-6550(代表)

https://nielsensports.com/jp/