片山右京が次に賭ける舞台。FiNANCiEと共に自転車競技の価値向上へ【PR】

2022.01.31 AZrena編集部

多くのスポーツが “プロ化”に動く中、自転車の世界もその流れに乗っています。2021年の3月にはジャパンサイクルリーグ(以下 JCL)が開幕。「サイクルロードレースを通じて世界に誇れる日本オリジナルの“スポーツ文化”を地域と共に創りあげ、心身の健康と人生の豊かさを多くのサポーターと共有する」というビジョンを掲げています。

このチェアマンの役職に就くのが、世界的に著名な元レーシングドライバーの片山右京氏です。自身も選手として自転車競技に励んでいた片山さんが、自転車業界のさらなる活性化へ向けて奔走しています。

片山チェアマンの元、JCLは新たな施策や取り組みに動いていますが、その1つがブロックチェーンを活用したトークン発行型クラウドファンディング「FiNANCiE」との提携です。

スポーツ業界において新たな資金調達施策として注目を集めるこのサービスを取り入れた理由、そしてJCLの価値を高めるために片山さんが描く未来とは。

 

日本人が自転車で世界一になる姿が見たい

ーF1ドライバーの印象が強い片山さんがJCLのチェアマンを務めているのは、一般的に見ると意外性が高いと思います。なぜ“自転車”なのでしょう。

僕が初めて手に入れた冒険のツールが自転車なんです。片山右京と言えばF1ドライバーのイメージがあると思いますが、父親の影響で登山をやっていたんですよ。将来は登山家を目指していましたね。ある日、川に落ちていた自転車を拾ったことから、活動の範囲が広がったんです。小学校高学年になったらフェリーで松阪に行き、一人で東海道を走って相模原まで戻ってくる、なんてこともしていました。

そして、F1ドライバーになってからも自転車との接点ができたんです。ドライバーの99.9%は自転車でトレーニングをするんですよ。自転車は身体に負担をかけないので膝や腰にも良く、いろいろなスポーツで有酸素のインターバルトレーニングを自転車で行なうことが推奨されています。

 

僕も現役の時は心肺機能を鍛えるために自転車でずっとトレーニングをしていて、日本の実業団に入り選手として大会にも出ていました。43歳から始めたのですが、大会で入賞するなどそれなりの成績を出せました。その後、実業団の理事長をお願いされたり、オリパラの組織委員会で自転車競技部門のマネージャーをさせていただいたり。

そういった活動をする中で、日本人が自転車で世界一になる姿を見たいと思ったんです。パリ五輪は難しいかもしれないですが、ロサンゼルス五輪までには何とか日本人に金メダルを取らせたり、日本のチームがワールドツアーに出られるような環境を作りたい、と。

 

そのためには選手を育てなければいけないですし、Jリーグが示すような地域密着型のチームを日本中に作り、各地でレースを開催して地元の子どもたちに価値を示していくことが重要だと思いました。加えて、海外の大会に出るためのチーム作りにかかる予算をとるためにしっかりと資金調達をしなければいけないし、資金的な基盤がないと強くなれないとも感じたんです。

そして、権利をマネジメントする株式会社が必要だと感じ、創業メンバーで話し合ってJCLを立ち上げました。その中で、選手を育てる環境作りや競技をメジャーにする部門を作っています。

ーこれまでの選手育成はどのような形だったのでしょうか。

環境、偶然の産物ですね。突然変異のように選手が出てくることはあるのですが、確率論で言ったらかなり可能性は低いです。ワールドチームで戦える選手を育てるには今の30倍くらいのマーケットにして選手の登録数を増やし、競技で生活ができる基盤を作らないといけません。

僕が高校3年生の時に学校の進路指導で「F1ドライバーになります」と言ったらみんなに大笑いされ、親にも反対されました。いざレーシングドライバーになってみると、クレジットカードすら作ることができなかったし、ローンも組めず、保険にも入れなかったんです。当時はそれほど、社会的信用度が低い職業でした。

今の自転車選手は、僕がドライバーを目指していたときに近いのかなと。世の中がスポーツ産業の活性化に力を入れていて、環境や健康に良いという文脈で自転車に対してネガティブの要素がなくなってきているのは大きいです。ただ、自転車の競技としての価値を高めるには、選手や職員が給料をしっかり稼げて、生活ができるようにしなければいけません。

 

ビジネス化、収益基盤づくりのためのFiNANCiE

–収益面も含めて持続可能な組織作りが必要になってきますね。その過程でFiNANCiEも始めた、と。

昔は事務局の人がほぼボランティアで動いていました。これで競技のレベルが上がるかというと、そうはならない。最初はみんな好きで頑張れるけど、そのうち疲弊してどんどん人が離れ、衰退していく。“プロ化=お金儲け” と悪者のように捉えられることがありますが、発展していくための資金作りは大事です。ビジネス化していかないといけません。そういう意味では、次の大きな一手としてFiNANCiEさんのトークン発行は非常に面白いものだと思います。


<写真提供:株式会社フィナンシェ>

 

–ファンの方がトークンを購入し、それがスポーツチーム・団体の資金になります。トークンを購入した方にはその人達向けの限定のリターンがあったり、株のようにトークン自体の価値が上がって、売買して利益を得ることも可能です。海外ではメジャーですが、なかなか日本には浸透していませんよね。

僕もまだまだ勉強中の身ですが、どうしても買い手は「これを買ったら儲かるの?儲からないの?」という部分に目が行きがちだと思います。もちろん、それも大事です。先にも話したように、プロ化に当たりチームや協会という組織が活性化するために資金調達をすることは必要です。ここは正しく認識しなければいけません。

トークン自体が株のように利益を出すものと認識されることを全て否定はしません。ここに価値を感じてトークンを買う人も多いと思います。ただ、“選手やその業界を応援する” ことがコアな目的でなければいけないんです。それがなければ、どんな付加価値をつけても廃れていくのかなと。そういう意味では、僕たちが試されている部分もあるかと思います。トークンを持っている人に損をさせないだけでなく、夢を与えたり我々が必要とされるものと理解していただき、ファンになってもらえるような施策・企画を増やさなければいけません。

 

今は僕と会話ができるトークルームをリターンとして置いていますが、このリターンの幅を広げていきたいですね。そして、最初はライトに入っていただいたファンの方に対しても、活動を見る過程で自転車の魅力に気づいていってほしいなと。自転車は誰もが乗ったことがあり、遠くにも行けて、健康にもなれる。

トークンを買った人たちのコミュニティの中の活動で、自転車に乗ってどこかへ行くツアーがあっても良いですよね。そうやってプレーヤーとなってもらい、リーグを身近に感じてもらえれば、と思っています。

 

ITの力で、組織を持続的で良いものに

ートークンを買ってもらうためには地域を盛り上げ、自転車を知ってもらい、ファンを作ることが重要になりますよね。「応援したい」と思わせるためにどういった仕掛けをしていきたいと考えていますか?

必要とされている、役に立つとされているものは自然淘汰されないと思うので、国や自治体と連携して “自転車の価値創造”をしていきたいですね。例えば、過疎化している交通インフラのない地域でe-バイクがどんな役割を果たすのかを知ってもらうことも必要です。

 

ー交通インフラや自治体との連携とかがかなり肝になってきますよね。

自転車レースのイベントを開催しても、駐車場はほとんど埋まらないんです。少し遠くても参加者は自転車を使って走って来ますから。例えばマラソンの大会の開催には、警備費はじめ運営の費用で億はかかります。ただ、自転車の大会はマラソンの十分の一くらいで収まります。レースが終わるスピードが速い分、道路を規制する時間も短いので。同じエリアをぐるぐると回る形をとれば、長い範囲の通行止めをしなくて良いんです。そういう点で、資機材設置費や大会原価はものすごく低い。この点に自治体が気づいてくれました。去年はコロナ禍で実現できませんでしたが、今年は50大会以上は開きたいとお声をいただいています。こうやって地域との連携を加速させ、一緒にトークン購入者へのリターンを作っていければと思います。

 

–FiNANCiEは新たな挑戦になりますが、今後もこういったITのサービスが出てくると思います。ITの進化と、どう向き合っていきたいと考えていますか?

僕たちのような60歳手前の世代は情報のスピードについていけなくて、固定観念や偏見にとらわれているところがある。だからもっと勉強しないといけません。ちょっとずつリサーチしていますが、自分が使いこなすまでにまだ時間はかかるかなと。だからこそ、専門家や知識のある人からどんどん情報をもらわないといけない。世の中は日進月歩で、ブロックチェーンやNFTという言葉がでてきていますが、10年後にはそれらが常識になっていると思います。FiNANCiEのトークンも当たり前のものになってくるかなと。僕らもそういったことを勉強しなければいけませんね。

ただ、何でも新しいものを取り入れれば良いという訳ではありません。目的は一つで、利益を出せる仕組みを作り、それを分配し、次の世代の人たちにチャンスを与えるということ。これは変わりません。新しい力を借りながら、組織を持続的な良いものにしていきたいなと思います。

 

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