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元サッカー日本代表・石川直宏ら豪華ゲストと共に学ぶ!『BuilDoor』が提供する組織づくりのヒント【PR】

2024.08.27 / 宮川昇

株式会社Canvasが提供する『BuilDoor for リーダーズ』が、2024年6月から7月にかけて全5回にわたって開催。チームビルディングエキスパート・福富信也さんや豪華ゲストと共に、組織づくりについて議論を交しました。

株式会社Canvasが提供する組織・人の成長支援サービス『BuilDoor(ビルドア)』。VUCA(※)の時代の中でスポーツにおける さまざまなbuild upをヒントに戦える組織・人の成長支援をサポートし、 参加した人々の新たな扉を開くサービスです。

※VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という単語の頭文字を集約した概念

2024年6月から7月にかけて『BuilDoor for リーダーズ』が、全5回にわたって開催されました。ビルドアップの方針を作るのはリーダーであり、確かな方針と環境づくりによりメンバーは自発的に動きだすという前提のもと、プロスポーツ選手やチーム監督との双方向の対話を通してリーダーとして素養を身につけるプログラムです。

一般企業に勤める管理職や人事担当者が多数参加し、ファシリテーター(話題提供者)のチームビルディングエキスパート・福富信也さんや、様々な分野で活躍するゲストと共に、組織づくりについて議論を交わしました。

本記事では、全5回のプログラムについて、会場の様子や参加者の声とあわせてお届けします。

なお、今回実施されたプログラムの内容は、以下の通りです。

いちばん大事なのは「予定調和ではない対話から生まれる学び」

「今日この場で答えを求めたりすぐに何かを得ようしたりする人には、このプログラムは向いていないかもしれません」

今回実施された全5回のプログラムでファシリテーターを務めた福富さんは、各回の冒頭に決まってこの言葉を口にします。

数々の組織でチームビルディングのコツを伝えてきた福富さんが話題を提供しながらプログラムは進行します。

「このBuilDoor(ビルドア)において『無駄』というのは大事なテーマ。もしかしたら話を聞いてもモヤモヤしたままの方がいるかもしれませんが、それでいいんです。日々、自問自答しながらアンテナを張って生活することで、ふとしたときに『お!』と答えが見つかるかもしれない。それが豊かさであり、成長だと思っています。」

プログラムは参加者同士の対話を中心に展開され、福富さんやゲストもテーブルに混ざりながら対話に参加します。各回のテーマから派生した議論が活発になり、予定していたすべての内容が消化されずに時間を終えることもしばしば。

各テーブルにはメモ用紙やお菓子が用意され、参加者はプログラム中も自由に過ごすことができます。

第2回にゲストとして参加した田邊友恵さんは、「各テーブルでいっしょになった方々といろいろな観点から対話ができて学びの多い時間でした。あまり話すことが得意ではないですが、意見を歓迎する雰囲気があったので楽しかったです」と、笑顔でプログラムを振り返りました。

参加者と同じテーブルで意見を交換する田邊さん

元サッカー日本代表選手から年代別日本代表監督まで!豪華なゲストとの対話から見えるもの

全5回のプログラムには、実際にスポーツの現場で従事する様々なゲストが招かれ、プログラムの内容と実体験をかけ合わせながら参加者に話題を提供します。

第3回のゲスト・元プロサッカー選手の石川直宏さんは、過去に大怪我をした自身の経験を『自問自答/セルフ・アウェアネス』というテーマに照らし合わせて語りました。

「ネガティブになったときは、自分に対して問いを立てるようにしていました。怪我から復帰をしたら、どれだけの人が喜んでくれるのか、どんな景色を見れるのか、そういったことを考えることでモチベーションを保っていましたね」

ネガティブな感情とポジティブな感情は紙一重、問い方を変えればすぐに気持ちが変わる可能性がある。それは他者とのコミュニケーションにおいても同様です。自問自答で自己理解を深め、他者との対話を通して自己理解を上書きすることの大切さを全員で学びました。

グループごとに言葉を交わすことなく指で任意の数を出しあい、合計が指定の数になるように目指すアクティビティ。チームの成長プロセスを実体験します。

また、チームを率いる指導者もゲストとして参加。チームビルディングには必要不可欠な『目標設定』や『リーダーとフォロワーの関係』について、日頃から選手と接するなかで意識していることなどを交えながら共有しました。

第1回に参加した元INAC神戸監督の石原孝尚さんは、女子サッカーチームを率いていた現場での体験談を語りました。

「育成年代の選手を指導したときに、『今年のルールは何ですか?』と聞かれて驚いたことがありました。自分が指導するにあたっては、自らの意思で行動することを最重要の目的として伝えるようにしています。もちろんミスをするときもありますが、そんなときこそどんな人間になりたいのか、を考えることを大切にしています」

自分自身と選手との向き合い方を参加者に伝える石原さん(写真中央)

スポーツとビジネスという普段は異なるフィールドで業務にあたっている参加者同士がお互いの意見を伝え合うことによって、続々と新たな気付きが生まれます。

「僕たちが日頃から無意識でやっていることが皆さんの気づきに繋がったり、逆に皆さんの意見が自分の気づきになったり、対話形式だからこその良さがありました」(石原さん)

また、第4回のゲストであるU20日本女子サッカー代表監督・狩野倫久さんも、「これまでのプログラムを経て、日々取り組んでいる仕事でさらなるチャレンジができているという声を聞きました。プログラムで得たことを、すぐに実践できているのはポジティブなことだと感じます。活発にディスカッションをして意見をブラッシュアップしていくスタイルは新鮮でしたね」と振り返りました。

世代別の日本代表を率いて世界を舞台に活動する狩野さんのエピソードには参加者も興味深く耳を傾けていました。

最終回となった5回目のプログラムでは、これまでとは切り口が異なる『データ活用』がテーマとして設けられ、ゲストには立正大学データサイエンス学部の永田聡典准教授が招かれました。

バレーボールのアナリストとしても活動している永田さんは、『勝利の条件を見つけ出すデータ活用』など、一見すると相反する「感情」と「理論」の関係性について、参加者とディスカッション。

「テーブルでいっしょになった方から『データで感情を動かすこともあるのではないか?』という意見をいただき、一見すると相反するように見える分野の中にも親和性があるんだなと気づかされました。そして私からも『データや数字は遊び道具のひとつでしかない。気軽に触れていただくことで、その試行錯誤が良いビジネスに繋がるかもしれません』ということを伝えました。こういったフラットに意見交換ができる機会は新鮮でした」と、対話から生まれた学びを語りました。

本編終了後の懇親会で参加者と交流する永田さん

「正直、すごく疲れました(笑)」プログラムを通して参加者にあらわれた変化とは?

そして、最終回となったこの日、全5回のプログラムを終えた参加者に感想を聞きました。

「ディスカッション型の研修は受けたことがなかったので、インプットも多いうえに自分からのアウトプットもしなければいけなかったので、正直すごく疲れました(笑)。ただ、それだけ新しい刺激があったと思いますし、毎回お越しくださったゲストの方によって内容がまったく違ったのも面白かったです。いまこうして振り返ってみると、各回で学んだ点が繋がって線になっているような感覚ですね」

全5回のプログラムを通じて、積極的な発言が増えるなど参加者にも変化が見られました。

年齢や性別から業種、役職まで多種多様なメンバーが参加したプログラムを通して、全員が新たな学びのきっかけを得られる空間がそこには生まれていました。

全5回のプログラムは終了となりましたが、学びの場が無くなったわけではありません。今回のプログラムで身につけた考え方をもとに、これからも日々試行錯誤していくことが、『BuilDoor(ビルドア)』が掲げる最大の目的です。

株式会社Canvasでは、10月以降も同様のプログラムを展開。さらには、クラブチームの活動と連動した現場でのセッションも予定されているとのこと……チームビルディングに興味・関心のある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

▼次回開催 BuilDoor forリーダーズ 秋季プログラム概要▼

【 Day1 】 10月4日(金)
スポーツから読み解く チームワークの本質①
組織の不正/目標の質 心の安全/シナジーを起こす/男性が女性を率いる

【 Day2 】 10月18日(金)ゲスト:田中正人(プロアドベンチャーレーサー)
スポーツから読み解く チームワークの本質②
リーダーとフォロワーの理想的な関係性/チームの成長曲線/チームの成長痛

【 Day3 】 11月8日 (金)
チームのなかで自分らしく輝くための自己理解
自問自答/セルフアウェアネス/嫌われるリーダーの共通点/幸福の先に成功がある

【 Day4 】 11月22日(金)ゲスト:石川直宏(元サッカー日本代表)
チームの力を引き出す マネージャーの仕事①成長支援
成長支援(人財育成)/やる気を引き出す2種類の対話/許される失敗と許されない失敗

【 Day5 】 12月5日 (木)ゲスト:永田聡典(立正大学データサイエンス学部准教授)
チームの力を引き出す マネージャーの仕事② 目標達成
戦略と戦術/勝利の条件を見つけ出すデータ活用/成功の鍵はミドル層/具体的な指示は有
効か

会場:Sports Innovation Arena(スポーツイノベーションアリーナ)※対面実施
〒150-0044 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー2F

☆お申し込みはこちらから!
https://forms.gle/cTUoPL4vHSkVTNnb9