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NIKEが医療用マスク生産をサポート。NIKE Airの素材利用も

2020.04.17 / AZrena編集部

ナイキ

全世界が新型コロナウイルスの影響を受けている中、スポーツ界でもこの情勢に関連した様々な動きがある。そんな中、世界最大のマーケティング調査会社・ニールセン傘下の「ニールセンスポーツ」は、プロスポーツクラブや関連企業の取り組みについての調査や事例報告を定期的に配信。AZrenaではニールセンの協力を元に、コロナウイルスに関連した“世界のスポーツ団体”の動きをレポートしていく。

 

マスクへの部品利用「既製品から」

世界的スポーツブランド・NIKEは、医療用フェイスシールドやPAPR(顔面全体を覆い、電動ファンで清浄な空気を送り込むマスク)の製作をサポートすると発表した。

 

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これは、米・オレゴン健康科学大学の専門家との共同プロジェクトだ。NIKEの既製品から、マスクに利用できる部品を研究。高機能かつ生産が簡易なマスクを作ることを狙いとしている。

 

本来シューズに利用されるはずのパッド素材をマスク上部に使用する。マスクの紐には、アパレルで使用されているものが導入された。日本でも若い世代に人気を誇るスニーカー・NIKE Airの靴底に使用されているTPU(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)も取り入れられている。

 

新型コロナウイルスが蔓延する中、世界中の医療現場で深刻な物資不足が起こっている。最前線で戦う医療従事者らを守るフェイスシールドやマスクも、例外ではない。

 

オレゴン健康科学大学の専門家はこう話す。

「今後何ヶ月と続く戦いの中で、正しい防護なしに医療従事者は自身の感染を免れません。フェイスシールドは顔を保護できるだけでなく、N95などの医療用マスクをより長く使用することにも繋がります。NIKEさんの寛大な貢献は、医療現場で働く我々に安心をもたらしてくれています」

 

最前線でウイルスと戦う全ての医療従事者に、我々は感謝しなければならない。この困難な時期を協力し合って乗り越えることが、今まさに求められている。

 

参照:『COVID-19 INITIATIVE INSIGHTS』Nielsen Sportsより

 

☆お問い合わせ先

ニールセンスポーツ担当:荒木
E-mail:[email protected]
TEL:03-6837-6550(代表)

https://nielsensports.com/jp/