オリンピック・パラリンピックが秘める可能性と各競技に見る現状とは?

2018.05.21 AZrena編集部

年が明け、いよいよ2年半後に迫った東京オリンピック・パラリンピック。メイン会場となる国立競技場をはじめとして、着々と会場整備等の準備が進んでいる。国民の関心はどれほどのものになっているのか検証したい。

 

まだまだ低い興味関心度

東京2020オリンピック・パラリンピック 興味関心度 – GT&性年代別

とても興味がある+どちらかと言えば興味がある

全体 N=2477
男性10代 N=73 男性20代 N=185 男性30代 N=230 男性40代 N=271 男性50代 N=225 男性60代 N=258
女性10代 N=68 女性20代 N=178 女性30代 N=226 女性40代 N=266 女性50代 N=226 女性60代 N=271

 

全年代の男女を対象にした統計データによると、2020年東京オリンピックに興味があると回答した人は65%で、2020年東京パラリンピックに興味があると回答した人は42%だった。その中でも特に男性10代の興味関心度は一番高く、81%が興味があると回答している。一方で、女性30代の興味関心度が一番低く、61%という結果となった。

 

 

 

 

 

東京2020オリンピック・パラリンピック 興味関心度 – エリア別
興味がある+どちらかと言えば興味がある

3月
北海道 N=125 東北地方 N=140 関東地方 N=901 中部地方 N=379
近畿地方 N=504 中国地方 N=145 四国地方 N=64 九州地方 N=219
9月
北海道 N=125 東北地方 N=132 関東地方 N=959 中部地方 N=402
近畿地方 N=474 中国地方 N=110 四国地方 N=49 九州地方 N=226

 

地域別に見ると、東京で行われる大会ということもあり、関東地方の興味関心度が68%と一番高い。

 

2020年まであと2年半と言いつつも、それでもまだ2年半あるのである。それまでの間には、広告やメディア露出などで多くの国民にリーチする機会が増えれば、興味や関心の向上に繋げることができるのではないだろうか。

 

 

夏季オリンピック競技 興味関心度
■ 3月「とても興味がある」+ (%) 「どちらかと言えば興味がある興味がある」 TOP2
■ 3月「とても興味がある」 TOP1
■ 9月「とても興味がある」+「どちらかと言えば興味がある興味がある」 TOP2
■ 9月「とても興味がある」 TOP1
※N=2,477

 

競技別の興味関心度についてみると、最も興味関心度が高いのは、体操競技と競泳である。それぞれメダル獲得の可能性が高い競技なためか、注目が集まっていると考えられる。その他の上位の競技については、陸上競技や卓球、野球、バレーボール、サッカーなど、オリンピック以外の大会でも常に注目される競技が多い。普段からメディア露出をすることが多いということ興味関心に繋がっているのだろう。

 

オリンピックは現地観戦?それとも…

このような競技への興味関心度を踏まえて、実際にどのようなスタイルでオリンピックを観戦したいかという調査も行った。

 

夏季オリンピック競技 観戦意向 上位

■会場で観戦したい ■都合が合えば会場で観戦したい ■誘われれば会場で観戦したい
■TVでなら必ず観戦したい ■TVでたまたま放送されていたら観戦したい
■おそらく観戦しない ■まったく観戦するつもりはない
※N=競技認識者ベース

 

野球・サッカーのように会場で観戦することが身近なスポーツはオリンピックでも会場観戦意向が高い傾向となっていることがわかった。TV観戦も含めた観戦意向についてのデータを見ると、野球・サッカーよりも陸上競技のトラック、競泳、体操競技の方が高くなっていた。これらは、会場に行って観戦というよりもTV観戦というイメージが強いのだろか。全体として、競技への興味関心度と観戦意向についてのデータを見比べると、大まかには競技への興味関心度に比例する結果となっていた。

 

競技ごとの興味関心度を上げていくためには、やはり各競技のアスリートが認知されているかどうかに大きく関わってくる。体操の内村航平やテニスの錦織圭、卓球の福原愛や石川佳純のように、競技を代表する選手がいる競技は国民やメディアからの注目を浴びやすい。認知度の高い選手を輩出することは、競技の認知度が上がり、それによって興味関心度にも繋がってくるのである。

 

56年ぶりに東京で行われるオリンピックとパラリンピック。国民一人一人がもう少しずつ興味を持つことで、おのずとオリンピックの成功は見えてくるだろう。そして、ただ一回の成功で終わらせてしまうのではなく、日本から世界へ、スポーツの良さを発信していくべきなのではないだろうか。

 

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