音楽で古巣を支える。元グランパスユース・内田旭彦(クアイフ)【PR】

2021.02.15 竹中 玲央奈

スポーツ界を支えているのは、ファンを始めとした「支える人々」の熱量と言っても過言ではありません。本企画「スポーツを支える人々の“熱意”の裏側 powered by HEAT-X」では、愛するチームや選手を支える人たちのエピソードを発信します。

第4回は、名古屋グランパスのオフィシャルサポートソングを担当するスリーピースバンド・クアイフの内田旭彦さん。学生時代は吉田麻也選手(日本代表キャプテン)とともに、小学6年から高校2年まで、グランパスの下部組織でプレーしました。ジュニアユースでは、10番を背負った経験もあります。

現在は音楽だけでなく、いちサポーターとしてもクラブ愛を表現し続ける内田さん。サッカー選手から音楽家に転身した経緯と、グランパスへの想いを語っていただきました。

 

10番を背負い「プロになれると思っていた」

僕は3歳の時に、地元の「マルヤスFC83」でサッカーを始めました。同級生には田村優(ラグビー日本代表)、2個下には新里亮(V・ファーレン長崎所属)がいました。

中学でもサッカーを続けるつもりでしたが、サッカー部がなくて。高いレベルでやりたかったので、小学6年の時に名古屋グランパスジュニアのセレクションを受けました。吉田麻也(以下、麻也)と同じタイミングでの入団でした。

そのままジュニアユースに上がって、途中からはエースナンバーの10番。当時のコーチは、僕を高く評価してくれていました。プロになれると信じて疑わなかったし、良くも悪くも自信を持っていたと思います(笑)。

ジュニアユース時代は10番を背負った

 

僕は左利きで、ほとんど左足しか使わない選手でした。ポジションはトップ下や左サイドハーフで、タイプはゲームメーカー。フリーキックも蹴っていたので、麻也に合わせることもありましたね。

麻也は小学6年の時から身長が高くて(現在は189cm)。当時の集合写真を見ても、一人だけ図抜けていました。ただ、入団当初は年代別の代表に入るような選手ではなかったので、知名度はあまりなかったんです。

ジュニアユースの同級生には、長谷川徹(徳島ヴォルティス所属)、岡大生(栃木SC所属)らがいました。プロに行った選手も多くて、レベルが高かったです。

 

サッカーと音楽の両立で、精神的に苦しむ

ユースでもグランパスでプレーしましたが、高校2年の途中に辞めました。1年からサッカーと並行してバンドをやっていて、音楽への気持ちが強くなっていったんです。

音楽は昔から好きでした。小学校ではTHE BLUE HEARTS、中学ではMONGOL800に憧れて、アコースティックギターやベースを弾いていました。ユースの活動が忙しかったものの、時間を見つけてはバンドの練習。むりやり両立させていましたね(笑)。

 

ただ、体力面よりも精神面で両立が苦しくなっていきました。そもそもこの場所は、何かと両立する場所じゃないと。ユースには、親元を離れて寮生活をしながらプレーしている選手もいます。サッカーに人生をかけている人ばかりの中で、生半可な気持ちでやっている自分が徐々に許せなくなっていきました。

プレー面でも、ジュニアユースではプロになる自信がありましたが、ユースでは「難しいかもな……」と思い始めていました。県外から優秀な選手が来ていましたからね。今考えれば、辞めた理由は「音楽をやりたかった」というよりも「音楽へ逃げた」と言えるかもしれないです。

 

ジュニアユースからお世話になっていたコーチは、僕と同じタイミングでユースのコーチに上がりました。辞めると言った時は止めてくれましたが、僕の中では気持ちが固まっていて、揺らぎませんでした。選手には誰にも相談していなかったので、みんな驚いていましたね。

音楽では絶対に成功してやろうと思っていました。サッカーでは「負けた」と思っていたので、次に音楽で負けたら、もう居場所がないなと。クアイフを結成した当初は、かなりピリピリしていたと思います(笑)。

 

元チームメイトとして感じた、吉田麻也のすごさ

高校卒業後は大学に進学して、その後は就職も経験しました。大学4年の時には、グランパスの運営スタッフでアルバイト。担架の係をやったこともありました(笑)。その他にも、マルヤス工業サッカー部(現在はFCマルヤス岡崎)の練習に参加したり、グランパスの試合を観戦したり、サッカーと関わり続けていました。

麻也が代表デビューした試合は、今でも鮮明に覚えています。今では誰もが認めるキャプテンですが、当時は「大丈夫か……?」と思って観ていて。でも、徐々にステップアップしていく姿を見て、僕も負けていられないなと。刺激を受ける存在になっていきました。

彼が代表で活躍し続けられる理由の一つとして、人間性の部分も大きいのかなと思います。昔からとにかく人が良くて、先輩や後輩、同級生からも好かれるタイプ。チームメイトからもいじられまくりでした(笑)。

でも、いざ試合になると、誰よりも頼れる存在だったんです。そのギャップが人を惹きつけているのだと思います。

賞状を受け取る内田さん。一番右の選手が吉田麻也選手

 

クアイフは2012年に結成して、4年後に初めて、グランパスのオフィシャルサポートソングを担当しました。声をかけていただいた時は嬉しかったですが、それと同時に「音楽で見返してやりたい」という気持ちもありました。

それからは、グランパスの試合をゴール裏でも見るようになりました。熱いサポーターの方々と関わる中で、「こういう気持ちで応援しているんだ」という気づきもあって。

チームが負けた時に、ゴール裏のサポーターの中には「もっとこうすれば、勝てたのではないか」と考える人もたくさんいます。それは選手も同じで、試合後に足りなかった部分を反省しています。悔しい気持ちは、選手もサポーターも変わらないのだと感じました。

 

ありがたいことに、2021年もオフィシャルサポートターソングを歌わせていただくことになりました。これで6年連続になりますが、どのような曲にするのかは毎年悩みますね。

グランパスは、クアイフが初めてオフィシャルサポートソングを歌った2016年に、初めてのJ2降格を経験しました。その後は1年でJ1に復帰して、2020年は3位。9年ぶりにACLの出場権を掴み取りました。そういったストーリーを共有している僕たちだからこそ、歌える歌があると思っています。

 

恩師の言葉がグランパスとリンクした

一番印象に残っている試合は、ストイコビッチの引退前のホーム最終戦です。サンフレッチェ広島を相手に、延長戦の末、3-2で勝利。最後はストイコビッチがPKを決めて、(※)Vゴールで終了しました。今でも鮮明に覚えていますし、当時はジュニアユースで同じ10番だったので、自分もこんな選手になるのだと思っていました(笑)。

延長戦の間に一方のチームが得点した時点で、試合が終了する方式。2000年代前半に採用されていた。

 

選手としては、高円宮杯の東海大会、清水エスパルス戦。中学最後の大会でした。僕は3バックの左で、右が麻也、真ん中は森本良(横浜FCなどでプレー。現在はVONDS市原所属)。他の2人が凄すぎて、肩身が狭かったです(笑)。

マッチアップしたのは、長沢駿(大分トリニータ所属)でした。僕は身長が低かったですが、彼は当時から高くて(現在は192cm)。結果は負けてしまったものの、個人的には彼をかなり抑えられました。自信がついた試合でしたね。

 

試合後は、最後のロッカールームでみんなが泣いてました。その中で、コーチに言われたのが「誇りを持て」という言葉。僕は今でもくじけそうな時は、よくこの言葉を思い出しています。

コーチは、怒ると結構怖い方なんですけどね(笑)。でも、本気で言っているからこそ、受け止められたんだと思います。同級生の福島新太(2020シーズンをもって引退)には「お前は必ず成功する」と言っていて、その言葉は今でも印象に残っています。結果的に彼はユースを経て、トップチームに昇格しました。

 

グランパスのサポーターは、選手入場前に「ANTHEM OF NAGOYA」を歌います。その中に「名古屋の誇り」という言葉があって、サポーターが誇りを持って応援しているのが伝わってきます。それを聴くと、コーチの「誇りを持て」という言葉とリンクして、今でも背筋が伸びるような感覚になりますね。

僕はいまだに、グランパスというチームに憧れているのだと思います。だからこそ、少しでも近くで、自分にできることで力になりたい。

青木亮太選手(2014〜2020年に在籍。現在は北海道コンサドーレ札幌所属)のように、グランパスで長年プレーしていた選手がいなくなるのは寂しいですよね。でも、サッカー選手である以上、移籍はつきもの。選手が入れ替わっても、グランパスは続いていきます。変わらない思いを音楽に閉じ込めて、皆さんの前で表現し続けていきたいです。

 

トップ写真提供:本人
文内写真提供:名古屋グランパス

 

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