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イランからブラジルまで。名物サポ・UGが日本代表を追い続ける理由[PR]

2020.01.30 / MC タツ

写真提供:UGさん

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「サポーター」が、そのチームを選んだ理由は人それぞれ。生まれた時から地元愛を貫く人がいれば、特定の選手に惹かれてサポーターになる人もいます。そんな愛するチームを応援する人々のストーリーに迫るのが本企画「チームを支えるサポーターの“応援”の話 powered by HEAT-X/WIND-X」。

☆文末に読者プレゼントの案内もございます!ぜひ奮ってご応募ください。

 

第5回は、日本代表や浦和レッズを追いかけるUG(ゆーじー)さん。ロシアW杯では「大迫半端ない」のゲーフラを掲げ、日本代表を熱狂的に応援したUGさんは、サッカー観戦で世界中を飛び回っています。

 

長いサポーター歴の中ではつらい経験も多くあったようですが、今でもサポーターを続けている理由を語ってくれました。某巨大掲示板で活動していた時期からイランで遭った壮絶な経験まで、今だから笑えるエピソード満載です。

 

age(アゲ)って何か、知ってますか?

今の若い人って“age”という言葉、知らないですよね?

 

匿名掲示板の「2ちゃんねる」(現5ちゃんねる)が大流行していたときの言葉です。掲示板って、投稿がないと「スレ落ち」といってスレ自体が見られなくなってしまうんですよ。スレ落ちしないようにレスをつけることを、“age”と呼ぶんです。

 

まだスタジアムに行くようなサポーターになる前は、インターネットでサッカーの情報をコアに見ているタイプで、大好きな選手だったモリシ(森島寛晃)の掲示板に張り付いていました。モリシの掲示板がスレ落ちしそうになると、自分が作ったモリシ応援動画をアップしていて“age”ていたんです(笑)。当時はまだキャプチャ技術なんて全然一般的じゃなかったので、ものすごく重宝されていましたね。

 

2001年に日本代表が5−0でフランスに負けた「サン・ドニの悲劇」という試合があるのですが、その試合のハイライト動画に、さだまさしの「北の国から」をBGMにつけてアップしたことがあるんですよ。そうしたら韓国のほうでその動画が大人気になってしまって、日本代表がものすごく笑われたんですよね。もともとは自分のせいなんだけど(笑)。

 

それに頭きてムカついたので、同じURLのまま韓国がW杯でオランダに5-0で負けた試合に、ドリフ大爆笑のオチで使われる曲をBGMにつけて上げたんですよ。そうしたら韓国人が激怒して、向こうのYahoo!ニュースに載ってしまったことも。それ以来、2ちゃんねるで僕が「韓国人に一泡吹かせた神」として崇められていた時期がありました(笑)。

 

キャプテン翼が人生を変えた

サッカーとの出会いは、キャプテン翼でした。この出会いが、僕の人生の全てを変えてくれたんですよね。

 

小学生のときに、キャプテン翼ごっこをやりたかったんですよ、大好きすぎて。でも、僕の周りにいた友達はオタクばっかり。こう言ってはあれなんですが、スクールカーストの下の人たちだったんですね。彼らは運動をしないので、キャプテン翼ごっことかできないわけですよ。

 

でも、僕はどうしてもキャプテン翼ごっこがやりたかったので、頑張って運動が得意なスクールカーストの上の連中とつるむようになって。公園に行って彼らとサッカーするようになったら、クラスの女の子たちとも喋れるようになったり、女の子の誕生日会にも呼ばれるようになったり(笑)。当時は運動神経があって、グラウンドの真ん中でサッカーをやっている男子と、グラウンドの隅っこでひっそり遊んでいる男子では、やっぱり見られ方が違いましたよ。

 

初期のキャプテン翼の何が良かったって、メガネをかけていて運動も得意でない、大川学くんみたいな人物をちゃんとキャラクターとして描いていてくれたんですよね。例えば、教室の隅っこで本を読んでいるような子が「スラムダンク」の桜木花道を見てバスケをやろうとはならない。

 

でも翼くんって、ダメなやつを見捨てないんです。スクールカーストの下の子でも、翼くんについていったら良いことが待っていると思えたんですよね。みんなで泥だらけになって、傷だらけになる南葛が本当に楽しそうだった。運動神経が悪くたって、ドリブルで抜けなくたって、顔面ブロックならできるかもしれない。シュートはできないかもしれないけど、ボロボロになりながらもなんとか翼くんにパスは出せるかもしれない。

 

そういうことを、高橋陽一先生は描いてくれていたんです。だからサッカー人口が爆発的に増えたんですよ。プロ選手を目指すような人たちだけでなく、「スクールカーストの上も下もなく、誰でもサッカーを始めていいんだよ」と思わせてくれた漫画なんですよね。

 

それから中学でサッカー部に入ったのですが、所詮スクールカーストの下の人間だったので、全然ダメだったんです(笑)。自分にとって、結構大きな挫折でした。当時はひどいもので、ボールなんか使わせてもらえなかったし、部活なのに誰からも指導を受けたことがない。

 

サッカー素人の歴史の先生が、ただなんとなく見ていただけ。上手い人はFW、雑兵はDFという感じ。DFがボールを持って上がろうもんなら「お前らはあがらなくていいんだよ!来たボール蹴ってればいいんだよ」と怒られる時代でしたから。

 

僕を狂わせたサポーター・Hさんの話

僕はサッカーが不得意だったんですけど、一族はサッカーが巧い人間だらけで、親戚に高校サッカー選手権得点者が2人も居るんですよ。その内の1人が千葉の名門・習志野高校でベスト4を経験していて。そのチームからジェフ市原(現・ジェフ千葉)に2人加入したので、最初はジェフを見るようになりました。これが僕とJリーグの出会いです。

 

当時はあまり熱心ではなく、「知り合いが頑張っているな」という程度で追いかけていたぐらいです。Jリーグ開幕時は大学生でしたが、そのときはもうサッカーより格闘技にのめり込んでいたので。自分でも格闘技をやるようになり、キックボクシングのプロライセンスまで取りました。

 

そんな僕がまたサッカーにのめり込むようになったきっかけは、サポーターの応援なんです。当時は格闘技を頻繁に見にいっていたのですが、格闘技の応援って特筆することはなくて、ましてやファン同士の戦いなんてないんですよ。空手対キックボクシングだったり、UWFインターと新日本プロレスだったり、そういった交流戦でも2ちゃんねるで煽り合うぐらいですよ。

 

でも、サッカーって、応援している人同士がガチでスタジアムでぶつかり合うじゃないですか。それがすごく楽しそうだなと感じていました。

 

僕はもともとコンピューター関係が得意だったので、自分のブログを立ち上げて、そこでサッカーのことを扱うようになったんです。そうしたら、当時有名だったサッカーサイトに自分のブログが取り上げられて、すごいアクセス数になったんですよ。

 

それ以来、あえて名前は伏せますが、その有名サイトの創始者であるHさんの活動情報を追っかけるようになったのですが、そのHさんの活動内容がすごくて。ここでは言えませんが、自分の中で「サッカーのサポーターって、自由に表現して人に迷惑をかけてもいいんだ!」という誤った解釈にいたりました。僕にとっての最初のサポーター像がHさんだったというのが、全てを狂わせました(笑)。

 

初めて海外に日本代表を応援しにいくようになったのは、ジーコジャパンからですね。特に覚えているのが、イランのアザディ・スタジアムです。あのときは日本のサポーターのところに色んなものが投げ込まれて、中には小便が入ったボトルもあったり。それを投げたイラン人はマシンガンを持った警官隊に、銃の取っ手でボッコボコに殴られていたりして…。

 

実は僕、試合の前日に強盗にもあっていて、警察にいったんですよね。そうしたら警察ですごい光景を見てしまって。物を盗まれた被害者と警察が捕まえてきた犯人が並んでいて、警察署長のような人が「お前ら殴り合え」みたいなことを言ってるんですよ。そうしたら被害者が犯人をボッコボコに殴り始めて…。イランの思い出は本当に殺伐としてますね。帰国まで、悪いことをするのは絶対にやめようと誓いましたよ(笑)。

 

大きな転機は、日韓W杯のトルコ戦

忘れられない試合は、2002年の日韓W杯のトルコ戦ですね。あの試合が僕の人生をまた変えてしまったというか。本当になんとも煮え切らない試合で、悲しさも悔しさもどこにぶつけていいかわからない試合でした。あのトルコ戦は大雨が振り、更にはスタジアムの場所もアクセスが悪く、電車で来る人や車で来る人で大渋滞が起きました。

 

スタジアムはみんなレインコートを着ていて、青どころか真っ白に染まっていた。応援にも力強さはなく、サポーターからして負けていました。あのときはウルトラスですらまともに集まることができなかったんです。

 

泣きながらずぶ濡れになった帰り道、「なんとか日本代表サポーターを盛り上げていきたい」って気持ちが生まれてしまって。やっぱりサポーターを盛り上げなきゃ勝てないんだなと思いましたよ。ホームであんなことになってしまったというのが、また悔しくて悲しくて…。そしてその夜、韓国との違いをまざまざと見せつけられるわけですよ。

 

韓国はスタジアムを真っ赤に染めて、超大音量の「テーハミング」コールに、強烈な弾幕も出して、ものすごい後押しでイタリアに勝ってしまうわけです。

 

そのときに感じた日本サッカー文化の至らなさみたいなものが悔しくて、今でもサポーターをやっているんだと思います。あれ以来、W杯で日本が決勝トーナメントで勝つところを見たくて、ずっとスタジアムに行き続けています。2018年のロシアW杯のベルギー戦で、一瞬卒業できるかと思ったんですけどね…。

 

寒くて辛かった試合は…

辛かったといえば、ブラジルW杯でコートジボワール代表に負けたときも最悪でした。試合は本田圭佑のゴールで先制するも、そこから悪夢の逆転劇で敗退。帰り道は大雨で寒くて、ブラジルの舗装されていない泥だらけでぐちょぐちょの道を、明かりもない中、延々と歩かされたんです。基本的にW杯は日本が優勝するわけではないので、最後は負けて泣きながら帰ってくるものなんですけどね。

写真提供:UGさん

 

その点、Jリーグは負けても次があるから、気持ちの切り替えが大事。浦和レッズのシーズンチケットで観に行くようになって、もう15年近く経つかな。やっぱり浦和の応援は日本一だなと。世界中、色んな試合を見に行ったけど、レッズの応援は世界に誇れると思いますよ。

 

スタジアムは、本当に天候に左右されるので装備は大事ですよ。「良くそんな軽い装備でスタジアム来たな」と思う人はたくさんいます。僕はいつも雨具、靴、防寒と完全装備ですから。周りからは「山でも行くの?」ってよく聞かれます(笑)。僕は音楽フェスにも良く行くので、とにかくギアにはお金をかけるんですよ。

 

ちょっと前に山ガールが増えたじゃないですか。あれって「夏フェスでギア買っちゃったから、せっかくだから山も行こう」となった人が多いんです。つまり良いギアを買うと人生が広がるんですよ。

 

だから、サポーターもギアには金を惜しまず良いものを買ったほうがいい。防寒対策用に良いギアを買っておけば、寒い天皇杯の試合も行こうかなという気になる。レインウェアもそうですね。チームカラーの防水コートやレインウェアを買っておけば、雨が降っても「俺は濡れないから行くぜ!」という気持ちになるんですよ。

 

Jリーグも街で着られるおしゃれなTシャツより、高くていいからチームカラー防寒グッズを売ってほしいですよね。おしゃれなTシャツより、よっぽど観客動員につながりますよ。雨でもスタジアムがチームカラーで染まりますし。

 

安いポンチョでは、やっぱり濡れてしまうんですよ。「ゴール裏で跳ねても濡れません」みたいなコピーで売ってほしいですね。Jリーグは気候も厳しいリーグだから、ハイギアをどんどん出してほしい。結構売れると思いますよ。

 

とにかくギアは良いものを買えば行動範囲を変えてくれるし、行動範囲が変われば人生も変わります。それぐらい、サポーターにとってギアは大事なものだと思っていますよ。

 

P.S.

E-1選手権の釜山でいただいたヒートクロスを着てみました。気温6度のなかでも全然寒くなかったので、おすすめです!

 

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【応募方法】
本特集記事のURLに加えハッシュタグ「 #寒くて辛かったあの試合 」を添え、該当する試合についての思い出を添えてツイートしてください。これで応募は完了です。

 

【提供商品】「HEAT-X」「WIND-X」のアンダーシャツを1つずつ

 

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ヒートクロス あったか 厚手長袖Vネックアンダーシャツ(Men’s)
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【締切】2/7(金)23:59

→本キャンペーンは終了しました。たくさんのご応募、誠にありがとうございます!

【当選発表】2/10(月)14:00から、順次当選者にAZrena公式TwitterよりDMを送らせていただきます。

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・鍵付きアカウントの方は対象外となります。ご了承ください。
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