スポーツ観戦にネットはいらない!? 現代人のスポーツ観戦事情

2016.07.22 AZrena編集部

スポーツ観戦

 

SNSなどが普及し、家やスタジアムで見るだけでなく、スポーツの見方にも様々な変化が現れてきた。季節も夏となり、高校野球が始まり、今年はリオデジャネイロ五輪もある。そんなスポーツ熱が高まっている中、今回はスポーツの観戦意向についてのデータを紹介したい。

 

未だに人気の高い国民的競技

 

図1

一般の人のスポーツ観戦意向

※緑のグラフ線は”インターネット観戦”

図2

一般の人のリーグ・大会認知度

※図1は一般の人のスポーツ観戦意向、図2は一般の人のリーグ・大会認知度

最初に見てみたいのは一般の人のスポーツ観戦意向だ。プロ野球のリーグ・大会の認知率は90%と高く、地上波のスポーツ中継がほとんどなくなった現代で、テレビ観戦をしたいと答えた人の割合が45パーセントと、他の競技と比べて群を抜いているのがわかる。またスタジアム観戦をしたいと思っている人が25%と、4人に1人の割合でいることがわかり、こちらも非常に高い数値となっている。このグラフで何よりも残念なのは、Bリーグの観戦意向とリーグ・大会認知度が共に低い数値になっていることだ。新しくリーグを発足させ、ニュースにも多く取り上げられているもかかわらず、一般層の関心は高くないことも明らかになった。

 

 

ラグビーとゴルフのファンの年齢層は高い

 

図3

スポーツファンの観戦傾向

※図3はスポーツファンの観戦傾向

次に、スポーツファンの観戦意向を見てみると「ゴルフをテレビで観戦したい」と答えた割合が70%と、一般の人(24%)と比べ約3倍高いことがわかった。これは、ゴルフに興味を持つ層が主に40代〜50代の男性で、経済力があり、趣味として楽しんでいる人が多いことが理由だろう。そして、特に注目したいのが、トップリーグのスタジアム観戦意向だ。一般の人と比べると、約5倍高く、他の競技と比べて大きく跳ね上がっていることがわかる。これは日本代表が見せた2015年W杯での快進撃によってラグビーというスポーツそのものがポピュラーになり、かつ日本のチームがスーパーラグビーに参戦したことが話題になったことも大きいと言える。ちなみにこの2つのファンの年齢層は、他のスポーツよりも高いものとなっており、ファンの高年齢化が伺える。

 

この2つのデータから顕著に見られるのが、インターネットを通じた中継観戦の意向が低い点。今ではオンデマンドの無料サービスも増え、サービスの広告も場所や媒体を問わず見かけるようになった。認知度も高まっていることは間違いないのだが、数値には現れていない。 インターネット観戦は視聴と平行して様々な情報を入手でき、リアルタイムで見逃した試合へ簡単にアクセスできる。また、試合の中で見逃したプレーをすぐに見返す事もでき、スポーツの魅力と密接に繋がることが可能だ。そして、SNSと連動をすれば、友人を始め複数の人と感情を共有することができるなど、使い道や楽しみ方は様々だ。

とはいえ、こういったことが可能となったのも最近の話であり、更に利便性が高まる日が近くにくるかもしれない。日々、ITの世界は絶えず進化している。この結果として、東京五輪に向けてこの数値が変わっていくのだろうか?つい先日、Jリーグがパフォームグループと放映権契約を締結したが、これによって様々なデバイスを通じたライブストリーミングでの観戦が更にポピュラー化することが期待される。こういった動きが活性化され、スポーツの観戦手段とその傾向も変わってくるだろう。4年後を、楽しみに待ちたいところである。