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坂口佳穂。ビーチバレー界期待の新星が見据える未来とは

2015.05.25 / 森 大樹

坂口佳穂
  
今回はビーチバレー・坂口佳穂選手にお話を伺う。川崎ビーチスポーツクラブに所属する坂口選手は大学からビーチバレーボールを始め、その容姿やプレーから、多くのメディアにも取り上げられており、知っている方も多いだろう。これからのビーチバレーボール界を牽引する選手の一人として、大きな期待がかかっている選手の1人だ。
 

実は高校3年間は、ダンスに費やす。

 
――まずは坂口さんのスポーツ経歴を教えてください。
 
小学校1年の時から中学3年までバレーボールをやって、高校3年間はダンスをしていました。
 
――なぜダンスに転向したのでしょうか。
 
地元は宮崎なのですが、中学から東京に来たタイミングでバレーボールが楽しくなくなってしまったんです。それでダンスを始めることにしました。高校でダンス部に入った理由は部活の中で一番活動日が少なかったからです(笑)絶対部活に入らないといけないような高校だったので、活動日が少ないものを選びました。
 
――ビーチバレーを始めたきっかけを教えてください。
 
父と瀬戸山さん(川崎ビーチスポーツクラブ理事長)が知り合いで高校3年の時にビーチバレーの試合観戦に誘われて行ったのがきっかけです。その頃にはもう一度バレーボールをやりたいと思い始めていて、砂の上での動きに驚きながら楽しそうだと感じていました。公式戦では音楽もかかるので、そこも魅力に感じました。
 
――川崎ビーチスポーツクラブに入ったきっかけもそこからということですね。
 
※瀬戸山さん:その時に大学に入る、入らないにかかわらずビーチバレーをやろうという話はしていました。プロを目指すかはこれからですが、大学4年間はこのクラブのアカデミーでとにかく頑張ろうということになっています。
 
瀬戸山さん:瀬戸山正二氏。坂口さんが所属する川崎ビーチスポーツクラブの理事長。
 
――砂の上だとまた違う部分が多いと思いますが、初めてやった時はいかがでしたか。 
 
きつかったです。砂の上だと飛べないのでアタックが打てませんし、タイミングも違います。屋外なので風が吹けばボールの方向も変わります。
 
――天候不良による中止などの基準があるのでしょうか。
 
雷が鳴った場合は中断します。人が飛んでいってしまうような強風が吹かない限りは開催します(笑)。
 
――寒い時期の練習はどのように行っているのでしょうか。
 
室内でトレーニングを1~2時間やって体を温めた状態で外に行き、砂の上でのトレーニングや基礎練習を中心に行っています。
 
坂口佳穂
 
――坂口さんが思う、ビーチバレーの魅力を教えてください。
 
プレーヤーが2人なので、必ずボールに触りますし、自分のプレーが結果に直結してくるところです。
 
――プレーにおけるアピールポイントを教えて下さい。
 
全然まだうまくないので、自慢できるところは少ないですが、凄く負けたくないという思いが強いので気持ちは全面に出しています。
 
坂口佳穂
 
――観るだけでなく、実際にやってみたからこそ分かったビーチバレーに関することがあれば教えてください。
 
暑さと寒さです。真夏になると本当に暑くて日差しも強いですし、砂も熱くなります。反対に冬は足が冷たいですし、外の寒さを直接感じることになります。学生なので練習は基本的に夕方以降になってしまいます。そうなるとどうしてもナイター設備の下、外で練習することになるので冬の時期は特に厳しいです。
 
将来的に相手選手との駆け引きを制して勝つことができるようになったら楽しいだろうなとは思います。でも今は試合中にそのような余裕はないです(笑)
 
――ビーチバレーをやっていたからこそ知ることができた出来事やエピソードがあれば教えてください。
 
ビーチバレーはバレーボールと少しルールが違っています。例えばサーブレシーブはアンダーハンドで取らないといけません。フェイントも指の腹を使ってはいけなくて、ポーキーやコブラといった技術を用い、指を曲げたり、指先を使って行います。あとは飛び込んでボールを取りに行っても痛くないです。
 
――コートによって砂の柔らかさが違うと思いますが、どちらがいいなどはありますか。
 
やはり固い地面の方が飛べますし、やりやすいです。でも人によって練習環境が違うので、一概には言えないですね。
 

メディアに取り上げられたことで応援してくれる人も増えた

 
――最近ではテレビで取り上げられたりもしましたが、どのように感じていますか。
 
まだ弱くて実力もないのに本当に申し訳ないです。でもいろいろな人に応援していると言って頂ける機会も出てきたので、しっかり練習しないといけないと思います。
 
坂口佳穂
 
――今所属されている川崎ビーチスポーツクラブの魅力を教えてください。
 
まず豪華なコーチの方々、そしてトレーニングができ、他のどのコートに行っても対応できるような砂のコート、ナイター設備などの環境面が素晴らしいです。稀に私1人にコーチが2人付いて教えて頂けることもあります。
 
――今後の目標を教えてください。
 
宮崎県で開催される霧島酒造オープンという大会に出たいです。ランキングで上位12チームしか出ることができないんです。やはり宮崎出身ですし、祖母が向こうにいるので見せてあげたいです。
 
坂口佳穂
 
――ここからは坂口さんご自身についてお伺いしていきます。ご自身で思う自分の性格的な魅力を教えてください。
 
明るいところだと思います。あとは思ったことをすぐに口にするところです。もしかしたら長所でもあり、短所でもあるのかもしれません(笑)
 
――大学生活はどのように過ごしていきたいと考えていますか。
 
競技をやりつつも、しっかり勉強したいです。大学では高校時代や地元の子と同じくらい仲のいい友達を作りたいです。
 
――好きな同性と異性のタイプを教えてください。
 
気を使わない子がいいです。異性だと身長の高い人が好きです。自分(172cm)より高くて、筋肉質でがっしりした体型の人がいいです。あとはスポーツをやっている人の方が格好いいですよね。
 
――最後に読者の方のメッセージをお願いします。
 
ビーチバレーは面白いスポーツなので、ぜひ興味を持って観に来てください!