スポーツサングラス「オークリー」が、アスリートに愛用される理由

2019.09.17 AZrena編集部

(左から)志賀将憲さん、福澤直次さん

スポーツ用サングラスとして、数多くのアスリートが着用しているオークリー。その目的は眩しさを抑えるだけにとどまらず、スポーツをしていない人が普段使いしても様々なメリットがあります。

紫外線などの外的要因から“肌”を守ることの重要性は周知されていますが、実は“目”を守ることもすごく大事です。多くのアスリートから支持されているオークリーを販売するルックスオティカジャパン株式会社の志賀将憲さんと福澤直次さんに、その理由とオークリーの優れた機能性についてお話いただきました。

 

<協力:ゼビスポマガジン >

目は“むき出しの臓器”

ー紫外線から目を守ることを普段から意識している人は、あまりいないように思えます。

志賀:紫外線は上からだけでなく、地面で反射もしますし、標高が高くなるとその量も増えます。紫外線が目から入ると、日焼け止めを塗っていたとしてもシミの原因になりますし、目の病気にもつながります。目は“むき出しの臓器”でもあるので、しっかりと守ることが重要なんです。

 

ーオークリーのサングラスには、目を守るためにどのような特徴があるのですか?

志賀:オークリーに限らず、スポーツサングラスは湾曲が強いハイカーブになっています。これは外的要因から目を守るという理由がありますが、外的要因は紫外線だけでなく、風や雨、ほこりなども含まれます。そのスポーツサングラスの中でも、オークリーの強みは、視野が非常に歪みにくいというところです。本来はカーブがきつければきついほど、光が屈折するので視野は歪みやすくなっています。

ー視野の歪みはどのような影響をもたらしますか?

志賀:実は、人は視野の歪みをあまり認識しないんです。脳が常に補正をかけているので、歪んでいても歪んでいないように見えます。ただ、その状態を維持していると脳が疲れてしまうので、眼精疲労や肩こりにつながります。

 

ー競技中においても、視野の歪みをなくすことは大きなメリットがありそうです。

志賀:マラソンで何時間も走り続けている時に、ずっと脳が補正を続けている状態と、補正をかけずにいる状態とでは、大きな疲労感の差があります。

福澤:体力的な疲れというよりは、体の中から重い疲れがくるんです。

 

ー疲労以外にも、視野の歪みをなくすことのメリットはあるのでしょうか?

志賀:ある有名野球選手の話だと、野球の守備の選手はバッターが球を打った瞬間に、その打つ角度によって飛んでくる方向がある程度は予測できるそうです。これがオークリーのサングラスをかけると正確な位置を当てられるものの、他社のサングラスだと3メートルくらい予測がずれることがあると聞きました。この3メートルという数字は、外野手の守備にとっては結構な大きさです。

また、ある有名ゴルフ選手の話だと、ゴルフでドライバーを打つ時に、オークリーのサングラスだとピンが正確に把握できると。ショットがずれた時は、自分のフォームが悪いのだと確信を持てるそうです。ただ、他社のサングラスだと視野がずれているのか、フォームが悪いのか、確信が持てないと聞きました。このように、視野の歪みはパフォーマンスに直結します。

 

ーサングラスといえば視野が暗くなる印象がありますが、明るさはプレーに影響はないのでしょうか?

志賀:普通のサングラスは眩しさを抑えるのが主な目的なので、どうしても視野は暗くなってしまいますが、オークリーではプリズムレンズというテクノロジーを採用しています。このプリズムレンズは細かいコントラストを鮮明に捉えることができるんです。

レンズを通してどのような光が入ってくるのかを可視化する機材

志賀:普通のサングラスのレンズは、裸眼と色の見え方が変わらないまま、ただ暗くなっています。それに対してプリズムレンズは、一色一色の認識が高まるので、パフォーマンスに良い影響をもたらします。

 

ープリズムレンズには様々な種類がありますよね。

志賀:三原色である青・緑・赤の強調具合が、それぞれのレンズによって異なります。例えばゴルフだと、ゴルフ場は一面が芝で、緑の情報量が多いですよね。だから、ゴルフ用のレンズではあえて緑を落とすことによって、他の色の認識を高めています。さらに、青を上げることによって空を飛んでいるボールが目で追いやすくなり、赤を上げることによって、芝目が読みやすくなります。

ー競技ごとにおすすめのフレームもある。レンズが分かれているのですね。

福澤:ある程度、すべてのスポーツに対応できるようにはしていますし、ランニングだと瞬発系と持久系にも分かれています。瞬発系のモデルはフレームの締め付けを強くしていて、非常にずれにくくなっています。人それぞれ顔の形は異なるので、あえてこの瞬発系のモデルを選ぶ方もいます。

 

銃弾からも目を守る強度

ーオークリーはもともとグリップを作る企業だったんですよね。

志賀:もともとは汗で濡れても滑らないグリップを開発していて、そのグリップの素材が今のサングラスにも活かされています。首を思いっきり振っても外れないんです。

ーそのほかの特徴はどういったところでしょう。

志賀:アメリカの工業規格「ANSI Z87.1」のテスト基準を大幅にクリアしています。これは日本のJIS(日本工業規格)に該当していて、全部で8部門がありますが、オークリーは全部門の規格をクリアしました。

500gの先の尖った鉄球を、高さ127cmから落とす実験。レンズに多少の傷は付くものの、砕け散ることはなかった

志賀:普通のサングラスだったらレンズが割れますし、フレームが外れてしまうこともあります。オークリーのサングラスは兵士が使っていたこともあって、爆風に巻き込まれても目だけは守られていたそうです。また、LAの警官は銃で撃たれてしまったものの、弾がサングラスに当たったから命に問題はなかったと聞いています。

 

ー普段の生活でオークリーのサングラスを付けていても、様々な衝撃から守ってくれそうですね。

志賀:転んでしまって顔から地面に落ちたり、自転車に乗ったまま何かに衝突したり。そういった衝撃でも割れないようにできています。オークリーはスポーツサングラスの印象が強いですが、ライフスタイル用のモデルもあります。見え方はスポーツタイプのものと同じように作られているので、快適にかけていただけます。

 

ー試合中にサングラスを着用しているアスリートは数多くいますが、オークリーの満足度は高いのでしょうか?

福澤:アスリートを見ていると、結構頭の上にサングラスを乗せている方は多いですよね。ただ、オークリーのサングラスを使っている選手は、ほとんどがかけているんです。視野の歪みのなさや、レンズの透明度が高いからこそ、快適さがあるのだと思います。

志賀:プロ野球のデイゲームを見ていると、ほとんどの選手がオークリーのサングラスを着用しています。それでも、オークリーが契約を結んでいるプロ野球選手はごくわずかしかいません。純粋に製品の良さを感じ、購入していただいていると。

 

プロダクトの良さが認知度拡大のきっかけに

ーオークリーはアメリカに本社がありますが、日本ではどのように広まっていったのでしょうか?

福澤:イチロー選手や宮里藍選手はもちろん、高橋尚子さんが金メダルを獲ったシドニー五輪の時に着用していたのも大きかったと思います。

志賀:最近では平昌五輪でスピードスケートの選手たちが着用していました。そのほかにも多くのオリンピアンが、オークリーのサングラスを着用しています。

ー広めるために契約を結ぶというよりは、アスリートの間で自然に広がっていったのですね。

福澤:今も昔もそうですね。本当に使いたい方に使っていただきたいと考えていますし、ブランドではなく機能が先行するのが理想としてあります。

 

ー大事な目を守るためにも、アスリートに限らず多くの方に使っていただきたいですね。

福澤:スポーツをする方は、自転車競技であれば風やホコリなどの外的要因から目を守るなど、しっかりと目的があるので使いやすいですよね。ただ、スポーツをしない方は、やはり紫外線から目を守るという切り口が一番浸透しやすいのではないかと思います。だからこそ、目を守ることの重要性をしっかりと伝えていく必要があります。

志賀:眩しいと目を細めないといけないですし、それだけでも疲れは溜まっていきますからね。パフォーマンスの向上はもちろん、快適な生活を送るためにも、多くの方にオークリーのサングラスを使っていただきたいです。