スポーツ愛溢れるトレーナーが放つ、現役アスリートへの助言

2014.04.28 AZrena編集部

倉持江弥

 

今週からは、トレーナー特集です。様々なトレーナーやコーチがいる中で、本気でスポーツ、選手と向き合いプレーを支援する方々を取材していきます。

第一弾は、府中本町駅徒歩5分にあるめんてな代表、倉持江弥さんにインタビューを行います。ホームページにも掲載されておりますが、倉持さんは日本だけでなく海外でも活躍されているトレーナーでありながら、ご自身もスポーツが大好きで、先日の東京マラソンも見事42.195Km完走しております。

 

アメフトをはじめ、様々なスポーツを経験

 

ーまずは、「めんてな」で倉持さんが得意としている診療を教えてください。

はい。基本的には身体全て診ること可能ですが、一番得意としている部位は「膝」です。トレーニングとしては、切り返しの時の体の使い方やスタート動作の改善等、スピードトレーニングを得意としています。

 

ー何故「膝」が得意なんですか?

膝好きなんですよ。全ての動作で必要となってくる部位ですし、自分がアメフトをやっていた時代に前十字靭帯と内側側副靭帯を怪我した経験も繋がっているのかもしれません。痛みも、痛めた人の気持ちもわかりますから・・・。選手たちが求めているのは、痛みを取ることだけじゃなく、動けるようになることですからね。少しでも、役に立てればと思います。

 

ーご自身が経験していると、より怪我をした人間の立場に立った接し方、治し方が出来ると言いますよね。それは見てもらう側も嬉しいと思います。倉持さん自身はずっとアメフトをされていたのですか。

アメフトだけでなく色々やってました。サッカー、野球、水泳、剣道、和太鼓…。

 

ー和太鼓だけ異色な感じですね。

両親と兄が和太鼓をやっていて、兄は和太鼓の会で会長をしていますからね。和太鼓もスポーツですよ。めっちゃ疲れます。アメフトは、ベタですがテレビでアメフト最高峰スーパーボールを見て感動したのがきっかけで、大学・社会人とアメフトを経験しました。その後も総合格闘技をしまして、今はマラソンですね。

 

ー鉄人ですね!

やっぱり、やっているからこそ分かることもありますからね。この前の東京マラソンも本当に疲れましたが、楽しかったです!

 

倉持江弥

上の写真は倉持さんが東京マラソンを走り終わって達成感を味わっているところ

 

ーじゃあ今倉持さんが熱中しているスポーツはマラソンですか。

東京マラソンも完走しましたし次はトライアスロンに挑戦しようと思っています。1種目じゃないし、楽しそうじゃないですか!!自転車だったりスイムの時に着るスイムスーツが意外と高いので、もう少ししたら始めようと考えています。

 

ーやっぱり鉄人ですね・・・。

ありがとうございます。

海外では空き巣被害にも遭遇

 

ーご自身で開業しようと思ったきっかけは何だったのですか。

元々大手トレーニングジムでパーソナルトレーナーをやっていたんですよね。その後はめんてなのHPに掲載されているのですが、IBMでアメフトトレーナー・早稲田大学院でバイオメカニクスを勉強し、その後ドイツで講義を受けた後、自分で場所を借りてパーソナルトレーニングをはじめたんですよ。その後、明治安田パイレーツでアメフトトレーナー、専門大学講師を経て、今の「めんてな」をオープンしました。2011年ですね。

 

 

倉持江弥

 

ーご自身が代表となり、お店をオープンされていかがでしたか。

会社を作る前はそれなりの年収がありました。同年代のサラリーマンより少し多いくらいだったかもしれません。自分で会社を起こしてからはそれはもう、大変なことが多いです。当然従業員の給与を考えたり、怪しい人の相手をせざるを得なかったり。騙されて借金を背負ったりもしました。ただ、様々な苦労をしましたね。小泉君も、怪しい人には本当に気を付けてね。

 

ーそれ結構言われます。起業してから。本当に気を付けるようにします。倉持さんは、具体的にはどんな苦労をされたのですか。

いやー色々ありますよ!ハワイでアメフトのトレーナーをやっていた時、家に帰ったら何1つ物が無かった。空き巣に入られたんですよね。ドア一回開けて、「あ、ここ俺の家じゃない」と閉めて、よく見て、やっぱり俺の家だよな!って(笑)

 

ーちょっとコントみたいですね(笑)

いや、本当に何も無い家に入って、とりあえず座って考えましたよね。無になりました。心も物も。あ、でも1つだけ置いていったものがあったんですよ!デジカメだけ残ってて。

 

ー空き巣も、思い出だけは残していった。ということですか。

デジカメ壊れていたんですよ・・・。

トレーナーバッグ取られて大変でしたよ本当に。アメフトの練習後に黒人に絡まれたこともあります。上の写真はトレーナをやっていたチームメイトなんですが、こんなでかい感じの外人に絡まれて、もう終わった…。と思いましたよね。空き巣に入られて物は何もないし、取られるものはもう何もないので、次は命か!みたいな。

 

ーどうなったんですか。

それが、私がトレーナーをやっていたチームの大ファンということがわかり、意気投合して仲良くなりました。いやー、そのチームが嫌いだったら、私は今ここにいないかもしれません。

 

ー本当に色々経験していますね。ここまで波乱万丈エピソードですが、嬉しかった出来事はありますか。

やっぱり子供が生まれたことですね。今4歳です。あ、ちなみにスポーツは危険じゃないやつをやらせます。アメフトとラグビーと格闘技はダメ。野球かな。

 

ー倉持さんがやってたスポーツ、ダメなものばかりじゃないですか(笑)

どうしても、怪我がつきものになりますからね。でも、本気でやりたい。と言ったら止めないと思います。

 

ーお父さんが動けて、教えることが出来て、治すことが出来る。というのは息子も嬉しいと思います。

倉持江弥

 

大事なのは「チームや仲間」を信頼すること

 

ー少しスポーツから離れて、倉持さん自身のことをもう少し教えて頂ければと思います。もし、スポーツに携わっていなかったら、自分はコレをやりたかった!やっていただろう!みたいなものはありますか?

建築士か家具職人かインテリアデザイナーだね。

 

ーそれはまた、全然違うところに行きましたね。何故ですか?

元々、建築士になりたくて大学を選んでいるんですよ。土木出身なんですけどね、「つくる」ということが大好きなんです。この「めんてな」にあるいくつかの備品は私が作ったものもあります。

 

ー凄いですね!でも、確かにトレーナーの方は理系の人も結構多い気がします。

ー続いて、倉持さんの魅力を自己分析で教えてください。

あんまり細かいことを気にしないことですね!空き巣に入られたりしたことも、性格で乗り切ってきた感じです。

 

ーアスリートにとって、かなり大事な能力だと思いますよ。メンタルの強さの重要性は最近私も勉強しています。海外生活にも必要不可欠ですよね。空き巣はきつそうですけど(笑)

ハワイで生活するのは、最高でしたよ。部屋は4畳半なんですが、ベランダも同じくらいの広さがある。安いステーキとブロッコリー、オレンジジュースを買って、ベランダで食べてた。奥さんと出会ったのもハワイの語学学校だったんですよ。入学日が同じで。

話は変わりますが、襖はがしってバイトしたことあります?

 

ーいや、無いです。というか何ですかそれは(笑)

あれ、何層にもなってて…。襖を8時間はがし続ける。というバイトがあったんですよ。時給1,000円で。さすがにそれは2日でギブアップしましたね。ああいう単純作業+長時間。というのは苦手かもしれません。

 

ーそれ絶対ギブアップする人の方が多いと思いますよ(笑)

あれはきつかったよ

 

ーこの職業をやっていて、ここでしか言えない裏話もしくは意外とみんなが知らない豆知識ってありますか?

裏話はあるけど、ここには書けないよ多分。実は昔とある企画で・・・(ここでも言えない裏話)

 

ー絶対書けませんね。滅茶苦茶面白いんですけど(笑)

書かないでください(笑)

 

ーでは、最後に2つのメッセージをお願いします。まずは、セカンドキャリアを考えている選手達に向けて

今あなたがスポーツ選手ならば、トレーニングコーチ・パーソナルトレーナー・柔道整復師等なんでも良いので、体に関わることを勉強するといいと思う。20代後半から、自分の体を理解しておくと30代に入ってからのパフォーマンスが大分変わるし、引退後も職がある。選手でいながら、体のことを学ぶのは何事にも変えられない経験になるから。

 

ーありがとうございます。それでは最後に読者の方へ向けて一言お願いします。

スポーツをすることによって自分を高めるのもいいけど、やはり大事なのは「チームや仲間」を信頼すること。個人競技でも、監督やコーチ、トレーナーと二人三脚で行うことも多いので信頼しながら1つのものを築くことを、楽しんでください!

 

 

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