止まったボールを打つ野球!女子プロ野球選手も薦める、ティーボールとは?

2017.04.07 森 大樹

野球経験がない人にとって、直径6〜7cm程度のバットを人が投げる野球ボールに当てるというのはなかなか難しい。守備においても硬いボールが飛んでくる恐怖心と、取って投げる動作の難しさがあり、そういう意味で野球は初心者にはハードルの高い競技の1つと言えると思う。

そんなハードルを限りなく低くしたのが、ティーボールという競技だ。3月9日に女子プロ野球・埼玉アストライアの強化練習最終日にファン交流イベントとしてティーボール大会が行われたので、実際に体験してきた様子と合わせてご紹介したい。

簡易版野球、それがティーボール。経験者には意外と難しい!?

ティーボールとは打ったボールがホームに帰ってくるまでに、打者がいくつ進塁できるかで得点を争う競技。ボールがホームに戻されるまでに2塁まで到達したら2点、3塁まで到達したら3点といった形で得点が加算されていく。ランナーは塁上には残らない。ノーバウンドでキャッチされてしまったら0点で次の打者に回る。

打者はホームベースの上に筒状の台を立てたもの(いわゆる“置きティー”)の上にボールを置き、それを打つ。止まっているボールなので、誰にでも簡単に打つことができる。使用するのは柔らかいポリウレタン製のバットとボールで、当たっても痛くなく、捕球にグローブも必要ない。アウトカウントの概念はなく、チーム全員に1回ずつ打順が回ったら攻守を交代する。

つまり野球からピッチャー、塁上ランナー、アウトカウントの要素を省いたのがティーボールである。

実際にティーボールを打ってみたが、野球経験者である筆者にはかえって難しかった。というのも、まずバットが通常の野球用のものよりも軽く短いので、普通の感覚で振るとしっかりミートしなかったりするのだ。ボールも軽いので、思ったより飛ばない。

逆に技術や力の差が出にくいので、子どもから大人まで男女問わず、楽しめる競技になっている。当日も女性や野球未経験者に加え子どもも一緒に参加していたが、経験者より器用に打球を飛ばし、キャッチする者もいたほどだ。