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「サッカーができる女優」に。子役出身のサッカー少女がその夢を掴むまで

2017.09.20 田中 紘夢

サッカーのリフティングやドリブルなどの技術を”魅せる”パフォーマンスに昇華させたフリースタイルフットボール。その競技人口は男性が大半を占めているが、近年は女性フリースタイラーも徐々に増え始めている。

 

5歳からNHKの朝ドラの子役として活躍する傍らで、家族の影響でサッカーにも親しんでいた眞嶋優さん。現在は女優として映画やドラマに出演するほか、Jリーグ・横浜FCの応援番組リポーターや、日本フリースタイルフットボール協会(JFFA)の公認アンバサダーとしてパフォーマンス活動もしている。

幼少期から「サッカーができる女優」を目指していた彼女が、いかにしてその夢を実現したのか。フリースタイルフットボールとの出会いと、それをきっかけに掴んだ様々なチャンスについて語って頂いた。

 

幼少期から「サッカーができる女優」を目指す

私は子供の頃から歩けるようになってすぐに自転車を補助輪なしで乗れるようになるくらい、活発でした。生まれは群馬なのですが、3歳の頃には埼玉県の浦和市に引っ越して、街がサッカー愛であふれていたこともあって、自然とサッカーを始めていました。また、家族全員がスポーツ好きな家庭だったこともあって、家の中にボールが転がっていたことも大きかったです。

そしてサッカークラブに入ろうと思ったのですが、お母さんから「サッカーは男の子っぽすぎるから・・・」と言われて、お兄ちゃんと一緒にダンススクールに通い始めました。スクールにはお芝居や歌のレッスンもあって、子役のオーディションの話も来ていたんです。そこでNHKの朝ドラのオーディションを受けてみたら、運良く合格することができました。子役として活動しているうちに、お芝居も楽しくなってきました。

 

その頃からサッカーは男の子に混ざって遊んだり、スクールに通ったりしていて、小学校を卒業する時には「サッカーのできる女優になりたい」と将来の夢を周囲に言っていました(笑)

本格的にサッカーを始めたのは、中学校でサッカー部に入ってからです。サッカー部でもリフティングは得意なほうで、インステップの大きなリフティングではなく、つま先で細かいリフティングをしていました。1年生の時には100回くらいできるようになっていましたね。

 

フリースタイルフットボールとの出会い

フリースタイルフットボールと出会ったのは去年(2016年)の4月で、まだ始めて1年ちょっとしか経っていないんです。もともとリフティングが得意だったので、それを生かした特技を作りたいと思っていて。たまたまテレビで(※)ALEG-Reさんがパフォーマンスをしているのを見て「私もやりたい!」と興味を持って、インターネットで調べて練習し始めました。

※日本を代表するフリースタイルフットボールチーム。2015年に世界大会のチーム戦で優勝を果たし、世界一に輝いている。

 

そこからTwitterに技の動画をアップし始めたら、日本フリースタイルフットボール協会(JFFA)の方が「一緒にフリースタイルフットボールを盛り上げませんか?」と声をかけてくださって、人前でパフォーマンスをするようになりました。初めての仕事は、去年のクラブワールドカップの会場(日産スタジアム)でした。なんと憧れのALEG-Reさんとコラボさせていただいたんです。

今はいろいろなところでパフォーマンスをしているんですが、芝居するよりも緊張します(笑)

フリースタイルフットボールを五輪種目に

今はJFFAのフリースタイルフットボールアンバサダーとして活動しています。そこで掲げている一番の目標は、フリースタイルフットボールを五輪種目にすること。そのために全国のフリースタイラーの方と力を合わせて、一緒に盛り上げていきたいと思っています。

 

フリースタイルフットボールは見るだけでも楽しいですが、実際にやるとなるとハードルが高く感じると思います。でも、私のTwitterからパフォーマンスを見に来ていただいた方に「ちょっとやってみませんか?」と言うと、やってくださる方も多いんです。私は一つ一つの技をゆっくりとやっているので、生で見るとどうやっているのかが分かりやすいと思います。男性の方には「こんな若い女子ができるんだったら、俺もできるんじゃないかと」思ってもらって挑戦して頂きたいですね(笑)