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「鉄人」キム・ジンヒョンを支えるPFC-FD™”療法。武岡優斗(セルソース)×キム・ジンヒョン(C大阪)【PR】

2022.07.19 / AZrena編集部

元Jリーガーの武岡優斗さんは引退後、再生医療関連事業を展開するセルソース株式会で活動しています。同社は、セレッソ大阪とも提携。アスリートはどのように怪我と向き合っているのか。キム・ジンヒョン選手と武岡さんの対談をお届けします。

Jリーグ 川崎フロンターレなどで活躍し、2020シーズン限りで現役を引退した武岡優斗(たけおか・ゆうと)さんは、セカンドキャリアの舞台に再生医療関連事業を展開するセルソース株式会社(以下、セルソース社)を選びました。元Jリーガーという経歴を活かし、複数のJリーグの選手の選手生命を伸ばす手助けとして、ご自身の経験を伝え、チームからの支援が得られるよう、横浜F・マリノスやサガン鳥栖など複数のJリーグとのメディカルパートナー契約締結に尽力しています。
https://lineblog.me/takeokayuto/archives/2595559.html

セルソース社は、数多くのスポーツチームと提携し、選手をメディカル面からサポート。J1リーグ所属・セレッソ大阪のオフィシャルサプライヤーも務めています。

再生医療の一つである『PRP療法』とは、患者の血液から作成したPRP(多血小板血漿)を、患部に注射する治療法です。セルソース社は、抽出したPRPを独自の方法で、成長因子を濃縮し成分を高めた“PFC-FD™”へと加工。怪我の回復を促進する従来の効果だけでなく、室温での長期保存を可能にしたことで注目されています。

外国籍選手最多出場記録を持つセレッソ大阪のキム・ジンヒョン選手も、PFC-FD™を活用しているそうです。アスリートはどのように怪我と向き合っているのか、そして“PFC-FD™”の効果はいかほどなのか。キム・ジンヒョン選手と武岡さんの対談をお届けします。

 

二人が過ごした正反対のリハビリ生活

―お二人は、これまでどのような怪我を経験されましたか?

武岡優斗(以下、武岡):膝を右と左をそれぞれ2回ずつ、合計4回手術しています。復帰まで半年はかかりました。

キム・ジンヒョン選手(以下、ジンヒョン):僕もプロ2年目のときに、膝の半月板の手術を経験しました。怪我の程度が重く、縫い合わせるのが難しい状態だったので、切除せざるをえなかったです。監督から「早く復帰してほしい」とのリクエストもあり、1カ月半で一度ピッチに戻りました。しかし、状態が再び悪化してしまい…結局完全に復帰するまでは3カ月くらいかかりましたね。

武岡:プロになってすぐだったんですね。手術は初めてでしたか?

ジンヒョン:中学生のときに経験していて、大学2年生のときにも足首の靭帯を手術しています。

武岡:初めて手術をするときは怖くなかったですか?僕はすごく怖かったのを覚えています。

ジンヒョン:足首の手術をしたときは下半身麻酔だったので、記憶もあるし音も聞こえて怖かったです。自分の体で何が起こっているのだろう、と。ただ、意外と早く終わったのには驚きました。1時間くらいだったと思います。武岡さんは膝のどこを怪我されたんですか?

武岡:軟骨損傷ですね。膝のお皿の裏側だったので、動かすたびに痛かったです。手術では、穴を空けて血を抜いて…ジョギングができるまで3カ月かかりました。リハビリはいかがでしたか?

ジンヒョン:スムーズだったと思います。手術が終わって数日で強度の高いメニューをこなしました。学生時代とはリハビリの方法が全然違うので苦労しましたが、早く復帰したいという思いが強かったので頑張りました。ただ、一度復帰したあとに骨挫傷を発症してしまって。

武岡:僕は真逆ですね。数センチの段差でも足があがらなくて、しばらくは松葉づえをついて生活していました。

ジンヒョン:それじゃあ僕の怪我はたいしたことないですね(笑)。

武岡:いやいや、半月板の怪我は重症ですよ…(笑)。

キャリアを重ね、ケアへの意識が変わった

―怪我の前後でケアに対する意識は変わりましたか?

ジンヒョン:30歳になってから、少しずつ膝の調子を意識するようになりました。下半身に負担がかかりがちなので、アイシングをしたり、注射を打ったり、全体のバランスを整えるトレーニングを自主的に行なっています。若いときは回復も早いですし、多少の怪我では何も考えなかったです。

武岡:若手のときは気にしないですよね(笑)。

ジンヒョン:ちょっと痛くても、アイシングをすればいつの間にか治っているという感じでした。いま振り返ると、もう少ししっかりケアしておけばよかったなと思います。

あとは筋トレも見た目にこだわっていて、サッカーには必要のない筋肉を鍛えたりしていました。気づいたときには遅いんです。若いときからケアやトレーニングにこだわっていれば、今ももっと良いパフォーマンスを発揮できたのでは、と思いますね。

武岡:僕は痛くても我慢できるタイプでした。試合に出たい、ポジションを守りたいという気持ちから我慢を続け、最終的に手術をするにいたってしまいましたね。

ジンヒョン:僕も我慢してしまいますね。少しでも結果を残したいと考えてしまいます。

武岡:どの選手にも必ずある感情だと思います。フロンターレで一緒にプレーした大久保嘉人さんは、肉離れをした状態で試合に出ていました(笑)。

ジンヒョン:たしかセレッソにいたときも、肉離れをした状態で試合に出ようとしていました。「お腹に力を入れれば痛くない」と(笑)。さすがに無理が利かない年齢だったんでしょうね。結局、試合には出ませんでした。

ただ今の若手は少しでも痛みを感じたら無理をしないようにしていると思います。僕たちは“昭和の考え方”なのかもしれません(笑)。

武岡:まさかジンヒョン選手から“昭和の考え方”という言葉が出てくるとは思いませんでした(笑)。すっかり日本が染みついていますね。

ジンヒョン:時代とともに、考え方は変わってきていますよね。

武岡:「誰にも負けたくない」という思いは必ず必要です。ただ、ケアに対する意識は変えていかなければいけないと思います。

「すぐに効果を実感した」PFC‐FD™への信頼

―現在、セルソース社はセレッソ大阪をメディカル面でサポートしています。PFC-FD™療法はご存じでしたか?

ジンヒョン:知っていました。もともとヒアルロン酸を打っていたこともあり、注射治療に違和感はなかったです。くわえて、PFC-FD™は自分の血液をもとにしているので、薬より気持ちの面の抵抗も少ない。すぐ痛みが抑えられるので、僕にはすごく合った治療法だと感じています。

武岡:治療の選択肢を増やすことは大切ですよね。

ジンヒョン:去年、膝の状態がよくなかったときに初めて打ったのですが、次の日には走れるくらい回復したんです。すぐに効果を実感して、信頼できました。ドーピング検査に引っかかることもないので安心です。

武岡:ジンヒョン選手がこれほどPFC-FD™を活用しているのは意外でした。怪我のイメージがなく、試合に出続けている“鉄人”という印象です。
※2022明治安田生命J1リーグ第11節 サガン鳥栖戦にてJ1通算334試合出場を達成。外国籍選手最多出場記録を更新した。

ジンヒョン:大きな怪我をしていないので、そう見えるかもしれません。もっと多くの試合に出ている選手はいますし、まだまだです。PFC-FD™がある限り続けられますよ(笑)。

武岡:自分自身が選手時代に怪我で苦しんできたので、現役選手の役に立てているのはすごく嬉しいです。

ジンヒョン:パフォーマンスを高める準備の一部になっていますし、感謝しかありません。もっと早く出会っていたら体のつくり方やケアの方法も変わっていたのではないかと思います。

「怪我をしないことがいちばん」自分に合った選択を

―最後に、怪我と向き合うアスリートに向けてメッセージをいただけますか?

ジンヒョン:まずは怪我をしないことがいちばんです。日々のトレーニングを見直して、そのリスクを減らしてほしいですね。

武岡:情報もたくさんありますしね。

ジンヒョン:時代とともに技術だけでなく、サッカーに対する意識も変わっています。自分に合ったトレーニングや治療法を見つけてほしいです。

武岡:自身の抱える怪我や痛みについて、アスリートの方が公にすることは多くありません。そんな中、現役で活躍するジンヒョン選手にお話を聞くことができて感謝しています。これからも引き続きサポートさせていただきます。

PFC-FD™療法とは

キム・ジンヒョン選手も絶大な信頼を口にするセルソース社のPFC-FD™療法ですが、実はスポーツの現場だけでなく、一般の患者にも広く利用されている意外と身近な治療法です。しかし、その存在を知らない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

従来の治療とは何が違うのか?今後、さらなる広がりが期待されるPFC-FD™について、セレッソ大阪でチームドクターを務める、おおさかグローバル整形外科病院の杉本武(すぎもと・たけし)医師に伺いました。

写真提供:おおさかグローバル整形外科病院

自身の血液由来という安心感

―まずは、PRP(多血小板血漿)療法について教えていただけますか?

PRP療法は、患者さまの血液を加工したものを患部へ注射し、回復を促す治療法です。製造す
る会社によって遠心分離の時間が異なるなど、PRPのなかでも種類が分かれています。新薬だ
と、たとえ効果があっても抵抗がありますよね。PRPは患者さま自身の血液が元になっているの
で、抵抗感は少なく利用できると思います。

―セルソース社のPFC-FD™の特徴は?

セルソースさんのPFC-FD™は、フリーズドライ製法を採用しています。パウダー加工されているので、どんな部位、病態であっても使いやすいんです。

常温で保存できるのも大きな特徴です。ストックをそばに置いておけるので、突然の怪我にもすぐ対応できます。先日の試合で肩を痛めたジンヒョン選手も、当日すぐにPFC-FD™を打ち、効果を実感しています。

―一般の患者さんにも使用されているんですか?

アスリートから高齢の方まで関係なく使うことができます。ひざを痛める方が多いので、ひざに注射する場面が多い印象ですが、どの部位でも問題なく使用できます。ただ、神経が圧迫されているなど、力学的な原因によって生じる症状には効きません。

体のメンテナンスとしても効果あり

―これまでの注射治療との違いはどういった部分にありますか?

従来の治療よりも、効果の持続期間が長いですね。これまでのヒアルロン酸やステロイド剤などを注射する治療法では、1週間ほどで効果がなくなって痛みが出てきてしまいます。

また、前提としてステロイド剤は体にとっていいものではありません。効果はあっても、体がボロボロになってしまうので、毎週注射を打つことは現実的ではないんです。ドーピングとして禁止されているくらい、アスリートにとってリスクの大きいものです。

一方で、PFC-FD™は何度打っても問題はありません。ただ、注射の間隔を短くしてもあまり効果は期待できません。怪我を早く治すために重要なのは、適切な部位に適切な量を注射することです。

―怪我をする前に打っても効果はあるのでしょうか?

体のメンテナンスとしても効果的です。例えば、半月板に慢性的な痛みがある場合、手術が必要になる前にPFC-FD™を注射しておけば、痛みは引きます。小さな傷であれば、怪我をする前の状態まで回復させる可能性も秘めています。

―スポーツや医療の現場ではどれくらい浸透していますか?

保険診療よりも価格面においてのハードルが高い治療ではありますが、注目度は高まっており、その流れは始まっているのかなと思います。アスリートだけでなく、継続的に体のケアが必要な方にとっては、大きな怪我の防止になるのではないでしょうか。

※PFC-FD™はセルソース株式会社の保有する商標です。