決してエリートではない。諦めなかったからこそ、庄司悦大の今はある

2014.12.01 森 大樹

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※J3・FC町田ゼルビア所属、MF庄司悦大はサッカーの名門・清水商業高校から専修大学に進学し、大学時代には主将として4年時に初出場となったインカレ(全日本大学サッカー選手権大会)で専修大学に初優勝をもたらした。その後J3FC町田ゼルビア(今期3位)に加入し、ここでも中心選手として活躍している。

※11月30日、庄司選手のFC町田ゼルビアからの退団が発表されました。詳しくはこちらをご覧下さい。

 

中学2年生の終わりまではFWでプレー

 

-まずは、庄司選手がサッカーを始めたきっかけを教えてください。 

小学校1年生の時にサッカーが好きだった父の影響で始めました。小学生の時は主にFW(フォワード)だったんです。中学生ではより高いレベルでやりたかったので清水エスパルスのジュニアユースのセレクションを受けて合格し、2年生の終わりまではFWでプレーにしていたのですけど、たまたま試合の前日に※ボランチの選手がケガをして。そこから僕が代わりにやってから、ずっとそのポジションでプレーしています。

※ボランチ:守備的MF(ミッドフィルダー) 

 

-FWとボランチでは役割が違いますが、ご自身の中でどちらがしっくり来たのでしょうか。 

ボランチの方がよかったです。小学生の頃から足が早くて、スピードで勝負にいくタイプでした。でもちょうどボランチをやることになった頃にはみんな同じくらいになってきていたので、いいタイミングだったと思います。

 

「町田に入る気があるなら、翌日からも来い。入る気が無いならもう来なくていい」

 

-プロになるきっかけはどのような経緯があったのでしょうか。 

高校が終わって、サッカーをやる気はあまりありませんでした。そんな時に専修大学の源平監督から連絡が来て、一緒にやろうと言われました。正直そんなに(専修大学サッカー部は)強くないと思っていたので、少しやったらやめようとも思いつつ、入りました。その時は高校が厳しかったので完全に燃え尽き症候群でそんなに力を入れないでいいと考えていたんです。でも大学1年の時から試合に使ってもらって、大学3年の頃には自分もプロの世界に行きたいと思うようになっていました。結局大学でもがっつりサッカーをやっていましたね(笑)

 

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-大学から町田ゼルビアに入るきっかけを教えてください。 

天皇杯の東京都予選の決勝で町田ゼルビアと専修大学が戦った時に、当時ゼルビアの監督だったポポヴィッチ監督(元セレッソ大阪監督、現レアル・サラゴサ監督)が声をかけてくれて練習に参加したのがきっかけです。うまい選手ならそのまま契約ということもあるのでしょうが、僕はまだそのレベルではなかったです。3日間参加したのですが、初日が終わった時点で監督からは町田に入る気があるなら、翌日からも来い。入る気が無いならもう来なくていいと言われていました(笑)だからその時点で決まっていたのかなと今は思います。

 

-学生時代とプロでの意識面での変化はどういったことがありますか。 

プロになってから高校の友達と年末にご飯を食べに行くことがあるんですけど、当時は怖い印象だったみたいです。尖っていたとか(笑)でもプロで影響を受けた先輩もいて、今は雰囲気が優しくなったと言われることが多いです。

 

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-サッカーをしていて嬉しかったことを教えてください。 

一番嬉しかったのは大学4年の時にインカレで優勝したことです。

 

-反対に苦しかったことを教えてください。 

プロ1年目、シーズン途中から試合にスターティングメンバーとして出られなくなった時です。

 

-試合に出られないとモチベーションが下がってしまうこともあると思います。どのようにして保ったのでしょうか。 

出られなくなってからはもういいやと諦めていた時期もありました。でもきつい時期を経験できるのは今の自分しかいない、腐っていても仕方ないと思って、普段やっていない練習後のフィジカルトレーニングを見直してやったりしていました。その後監督が変わることになるのですが、交代してすぐの天皇杯・ガンバ大阪戦に先発で使ってもらえて、しっかりやってきてよかったと思いましたね。このままでは終われなかったですから。

 

-特に重要な試合の前では緊張することもあると思いますが、試合前に意識していることはありますか。 

自分はあまり緊張しないタイプですね。ただインカレの時は後輩が多かったというのもあって、興奮して普段の精神状態でない選手も多かったので意識して声をかけるようにはしていましたね。試合が始まっても浮き足立っている選手がいました。でも後半からは自分らしいサッカーができたと思います。

 

-ご自身のアピールポイントを教えてください。 

自分の特徴をサポーターの皆さんは分かっていると思います。やはりパスという面では誰にも負けたくありません。最近そういった場面をつくれていないので、増やしていきたいですね。