【後編】“Fの10年”を見てきたデウソン神戸の二人。チームのため、フットサル界のために選手ができること。

2016.06.28 森 大樹

松宮原田

10年目を迎えたFリーグの初期からご活躍してきたデウソン神戸の松宮充義選手(写真:右)と原田浩平選手(写真:左)。インタビュー後編では今シーズンの抱負、そしてこれからの目標について伺った。

前編はこちら

 

試合に出ることの難しさ。敵は相手チームだけではない。

 

今まで選手として一番嬉しかった時を教えてください。

 

松宮やはり全日本選手権で優勝した時ですかね。

 

原田自分が点を取ってチームが勝つことです。あとは知り合いが観に来てくれると嬉しいです。

 

逆に辛かった時を教えてください。

 

松宮コンディションがいいのに使われないのはしんどいです。今までいろいろな監督の下でプレーしてきましたが、しっかり実力を見て選んでくれる監督とそうでない監督がいました。後者の場合はきついです。その場合、練習で結果を出したとしても使われないんです。

 

原田前十字靭帯を切った時ですかね。それまでも捻挫くらいはしたことがありましたけど、そんな大きな怪我はなかったですから。しかも得点王争いをしている中での怪我だったので、きつかったです。怪我の直後はこれからどうしようか悩みましたが、一回フットサルから離れてみようと考えたら、楽な気持ちになれたんですよ。でもやっぱりフットサルが好きで、これしかないと思えたので戻ってくることができました。

 

 

人が集まり、繋がる場所が好きな二人

 

フットサル以外に時間がある時にやっている趣味を教えてください。

 

松宮最近は子供と一緒にいます。まだ歩けるようになったばかりなので、特に何をするというわけではないのですが。若い頃はよく洋服買いに行ったりもしましたけどね。

 

原田僕はみんなで集まるのが好きですね。全然別のところで知り合った友達を呼んできて、一緒になって遊んだりします。

 

松宮そこは僕も似てると思います。人と人を繋げるのが好きなんです。

あとは特に試合前ですが、音楽は聴きますね。J-POPから洋楽まで、幅広く聴きます。今だと試合会場ではナオト・インティライミさんの曲が流れているのですが、歌ってしまったりすることもあります。

これは僕の勝手なイメージかもしれませんが、サッカーがうまい選手には音楽が流れている感じがします。リズム感があるんですよ。下手な選手だとラダートレーニングでもうまくリズムが刻めなかったりしますしね。やはり僕の場合も調子がいい時には頭の中で音楽が流れています。

 

人としての魅力に加え、選手として“話せる”ことが重要。

 

同じチームに所属しているお二人ですが、お互いの魅力を言い合ってください。

 

松宮この子、独特なものを持ってるんですよ(笑)

いい意味で欲がないんです。人に愛される、引き寄せるパワーを持っています。それを計算してやっているわけではないということが分かるので、周りに人が集まってくるのかな、と思います。これは浩平が元々持って生まれたものなんだろうと、対戦相手として戦っている時から感じていました。

 

原田ミツくんと一緒にいると安心しますね。誰も彼の悪いことを言う人もいませんし、ミツくん自身も人の悪口を言ったりしません。

 

一緒にプレーをする上ではどういう選手がやりやすいですか。

 

松宮話せる選手です。コミュニケーションを取れる選手はやりやすいです。もちろんいろいろな選手がいるので、理解し、理解されないといけませんが、試合中だったとしてもどうして欲しいかを細かく話せる選手がいいですね。

 

原田僕は自分を見てくれている選手です。あとは同じくコミュニケーションを取れる選手です。試合が終わると僕は何か伝えたいことがあるかチームメイトに聞いたりするんですけど、そこではいいづらい選手もいるとは思うので、まずは自分から感じたことを言うようにはしています。相手がどうしたいのか、早い段階で把握しておきたいですから。