AZrena編集部

日本女性はフィギュアスケート好き?世界各国で最も“見られている”スポーツとは

 

 【情報提供】ニールセン・スポーツ(FBページ:データで見るスポーツマーケティング

 

スポーツへの関心が年々高まりを見せている。ニールセンスポーツのデータによると、男女が共に関心のある娯楽は、旅行・音楽・映画などがあり、逆に男女で好みが分かれるのはスポーツ・技術・ファッション・文化といった分野だった。

 

※2014年5月 の調査結果より

 

しかしながらここ50年で、「スポーツに興味を持っている」と答える女性が増えている。2014年のデータにはなるが、ニールセンスポーツの調査によると、欧米・アジアの主要24ヶ国では、女性の約半数、男性の69%がスポーツにとても関心がある、もしくはどちらかというと関心があると答えている。スポーツの関心において、男女の差は徐々に縮まってきていると言えるだろう。  では実際にどのようなスポーツが人気なのか。今回はテレビで見るスポーツという観点から、国別・男女別に人気スポーツを紹介していく。 

 

(2014年8月 ニールセンスポーツによる調査結果より引用)

上記の図は、アメリカ・イギリス・ドイツ・メキシコ・オーストラリア・日本・中国・マレーシアの8ヶ国の国別・男女別に「それぞれのスポーツをシーズン中に、テレビで定期的、もしくはときどき見る人の割合」を示したものである。

8ヶ国で男女ともに、最も人気があったのはサッカーだ。8ヶ国中5ヶ国で、男女ともにランクインしている。次いでテニス、バスケが人気と分かった。

 男女別で見ていくと、サッカー以外で女性に人気のスポーツはテニスやバドミントンだった。特筆すべきはバドミントンの視聴率だ。各国で最も見られているスポーツの多くは、女性よりも男性の方が視聴している割合が高い傾向にある。例えば、アメリカで人気NO1のアメフトの視聴者の割合は女性が77%、男性89%と男性の割合の方が高い。しかしながらバドミントンは1位にランクインしている中国では女性91%で男性86%、またマレーシアでは女性が95%で男性が89%と、女性の方が視聴の割合が高い。バドミントンの女性人気が窺える結果となった。

男性がよく見るスポーツは、バスケや野球、モータースポーツなどサッカー以外は国ごとで異なるスポーツがランクインしていることが多い。女性に比べ、球技の視聴者が多い点も、男性の特色といえるだろう。

 

日本女性に圧倒的に人気なのはフィギュアスケート

次に国別の割合に注目したい。欧米では、サッカー・バスケ・体操が人気だ。アジアでは、サッカーやバドミントンの視聴者が多い。特徴的なのはオーストラリアだ。女性1位、男性3位のテニス以外では、オーストラリアンフットボールとクリケットと、他国ではランク外のスポーツが見られている。また、オーストラリアで人気の高いクリケットはイギリス発祥のスポーツであり、世界競技人口もサッカーに次ぐ2位ながら、本国イギリスではランク外だというのは興味深い。

そして、日本で出た数値にも目を引くものがあった。日本国内で女性から圧倒的人気を得ているのが、フィギュアスケートだ。テレビでの女性視聴率77%と、2位のサッカー46%を大きく引き離している。フィギュアスケートは男性の方でも3位にランクインしている。だが男性の視聴率は39%と、女性に比べ38ポイントも差が開いている。他の国を見ても、ランクインしているスポーツの中で、これほどまでに男女の視聴率に差がある競技はない。全8ヶ国の中で唯一、 視聴率30%台という低い数値ながらランクインしているのが、日本における男性のフィギュアスケート視聴率なのだ。ここから、日本の男性が関心を持つスポーツは、野球とサッカーの2つに偏っているのではないかということが推測される。

自分の好きなスポーツが、異性や他国民からは全く見られていない−−−。だがそれは、スポーツに興味を持つ人が増え、テレビでのスポーツ放映が多様化したことを意味している。視聴できるスポーツが増えることで、スポーツの楽しみ方も広がる。最新のデータが出た際にどうなっているだろうか。ますます多くの競技がテレビで見られることを期待したい。

 

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今回取り上げたのは…
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(ニールセン)

“データから見るスポーツの世界”と題した本特集では世界的な情報・調査会社であるニールセンから提供して頂く資料を元に、様々なデータからスポーツの世界を読み解いていきます。次回以降も知られざる“スポーツと数字”の世界を露出していくので、お楽しみに!

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