観て、聴いて、蹴る。ヨコハマフットボール映画祭でサッカー漬けの1日を!
今年で7回目を迎える「ヨコハマフットボール映画祭」が横浜・みなとみらいで2017年2月11〜17日の1週間に渡って開催されます。
2011年から始まった今イベントでは日本未公開作品を含む、厳選された国内外のサッカー映画をいち早く楽しむことができる他、“ボールが蹴れる映画祭”として、日体大FIELDS横浜(なでしこ2部)の協力の下、ネパールの子ども達の学習支援を目的としたチャリティフットサル大会や小学生のサッカー大会も開催される予定になっています。
また、各界から集まったサッカーに精通する豪華なゲストによるトークショーも見逃せません。芸能界随一のサッカー通として知られ、今映画祭上映作品「U-31」にも出演しているお笑い芸人・平畠啓史さん、スカパー!やサッカーゲーム・FIFAの実況担当としてもお馴染みのアナウンサー・西岡明彦さん、移動映画館「キノ・イグルー」の有坂塁さん、18歳でなでしこジャパンに招集された羽座妃粋選手など、ピッチ内外で活躍する著名人が自身のサッカー愛を交えてどのような話をするのか、気になるところです。
今年のヨコハマフットボール映画祭で上映される映画は以下の10作品。
・キーンとヴィエラ:最高のライバル
プレミアリーグの強豪ライバルクラブの主将同士としてしのぎを削ってきた元アイルランド代表のロイ・キーンと元フランス代表のパトリック・ヴィエラによる対談ドキュメンタリー。
・勇者たちの戦い
東日本大震災のあった2011年に4位、2012年にはクラブ史上最高位のJ1・2位という成績を残したベガルタ仙台の快進撃に迫る作品。イギリス人監督制作。
・スナカリ
ネパールの山奥にある村のサッカーに魅せられた少女たちの姿に迫る作品。雪面の上に木2本をゴールに見立て、練習してきた彼女達が初めて親元を離れ、険しく遠い道のりを移動して試合に挑む。
・WHO I AM リカルジーニョ
ブラインドサッカーブラジル代表として北京、ロンドンパラリンピック金メダルの立役者となったリカルジーニョ。自国開催となるリオ・デ・ジャネイロパラリンピックでも輝きを見せ、ブラインドサッカーが正式種目採用されて以降、連覇を続けるブラジルを4度目の栄冠に導くことができるのか。
・Trainer!
ドイツの青年監督を通して、“監督”という仕事のリアルに迫る作品。ドルトムントを率いてブンデスリーガを制したユルゲン・クロップも出演し、この仕事の難しさについて語っている。
・シュート!
昨年末限りで解散したSMAPが、現在オートレース選手として活躍する元メンバー・森且行を含む6人で出演したサッカーを題材とした映画。
・BARCA DREAMS FC バルセロナの真実〜
1899年に発足し、今なお世界を代表するクラブの1つとして君臨し続ける名門・FCバルセロナ。その強さの秘訣というべきクラブ哲学はどのようにして確立されたのか。その真実に迫るドキュメンタリー作品。
・U-31
J強豪クラブから戦力外通告を受けた31歳の元日本代表Jリーガーが低迷する古巣に戻り、現役を続ける中で起こる苦悩や葛藤を描いた作品。原作は人気サッカー漫画「GIANT KILLING」で知られる綱本将也氏が手がけた。
・MARCH
東日本大震災で被災した福島県南相馬市にある、小・中学生で構成されたマーチングバンド「Seeds+」の活動再開の過程と、2015年愛媛FCホームゲームでの演奏に至るまでを描いたドキュメンタリー。
・ペレ 伝説の誕生
サッカーにおけるエースナンバー・10番の元祖であり、ブラジルを3度のW杯優勝に導いた“王様”ペレの生涯を描く作品。
サッカーと一口にいっても様々なカテゴリがあり、国によって文化も大きく違います。そしてその周りに広がるストーリーはピッチの上だけ、そこで戦う選手だけのものではないということが上記の作品のラインナップからも分かります。
今週末から行われるヨコハマフットボール映画祭に足を運び、まだ見ぬサッカーの物語に触れることで魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。