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ウィッフルボールって何だ? 誰もが魔球を体感できる魅惑のスポーツ

2017.07.17 / AZrena編集部

ウィッフルボールは、1953年にアメリカで考案されたスポーツ。野球から派生した、スペースが限られた場所でもプレーできるよう考案されたもの。穴の空いた軽量のプラスチックボール、長いプラスチックバットを使用する。子どもから大人まで楽しめる球技として親しまれ、アメリカではMajor League Wiffle Ball(MLF)と題した大会も開かれている。

ウィッフルボールという競技をご存知でしょうか? 
 
スペースが限られた屋内と屋外でプレーできるよう考案された、野球から派生したスポーツです。穴の空いた軽量のプラスチックボールと、長いプラスチック製のバットを使用して行なわれます。
 
子どもから大人まで楽しめる球技として、アメリカやスペインなどで親しまれており、アメリカではMajor League Wiffle Ball(MLF)と題した大会も開かれています。

動画引用元:MLW Wiffle Ball

ウィッフルボールの成り立ち


 
発祥は1953年、アメリカ・コネチカット州。デイビッド・N・ムラニー氏によって考案されました。
 
もともとは、ムラニー氏が自宅の庭で12歳の息子と野球をしていて、「より手軽で安全に野球を楽しむ方法はないものだろうか?」と考えた末にできたようです。
 
ウィッフルボールで使われるボールは、サイズこそ野球のものとほぼ同じ。しかし素材には中空で軽量、弾力性のあるプラスチックが採用されており、厚さは3ミリ以下と薄手です。さらに、19ミリの長方形の穴が8つ空いています。
 
この構造によって、投げ手は多種多様な変化球を簡単に投げることができるわけです。

ウィッフルボールのルール

グラウンドは野球と同様にファールゾーンが存在しますが、フェアゾーンは打席から近い順に「シングルエリア」「ダブルエリア」「トリプルエリア」「ホームランエリア」と分かれています。
 
ヒットがシングルエリアに落ちた場合はシングルヒット、ホームランエリアに落ちた場合はホームランというルールで行なわれており、走塁の必要がないことが大きな特徴です。
 
キャッチャーの代わりに「ストライク板」を用い、その板にノーバウンドで当たればストライクとなります。正式には1チーム5人で行われる簡易版野球ですが、ピッチャーとバッターの最小2人でゲームができるという手軽さも備えています。
 

 
動画引用元:fukumimisports

ウィッフルボール最大の魅力は「魔球」にあり

最大の魅力は、誰でも簡単に変化球を投げられることです。ボールは中空構造のプラスチック製で、尚かつ表面にいくつかの穴が空いているため、自由自在に変化を加えることができます。
 
子供の頃に描いた“魔球”も夢ではありません。野球未経験者でも、ただキャッチボールをするだけでも楽しめるウィッフルボールで、ぜひ魔球を体感してみてください。