AZrena編集部

水中でも使えるキネシオ!「キロテープ」を日本スポーツ界のスタンダードに。

怪我の予防、筋力アップなどの効果を求めて、テーピングをすることは、もはやスポーツをする者にとって一般的な行動になっている。その中でパフォーマンスアップに使われるキネシオロジーテープは、実は約30年前に生まれた日本発のもの。生まれてからほぼ改良されることなく使用されてきたこの商品だが、その歴史を変えようとしている企業がキロアルファである。同社の製品であるキロテープは“水中でも使える”質の高いもの。そんな新世代のキネシオロジーテープはどのように生まれたのか?そしてその効果とは?キロアルファの取締役である松本佑一郎氏にお話を伺った。

 

「テーピング業界」には改良の余地があると感じた

 

-まずはこの業界に入った経緯を教えて下さい。

弊社代表の小野は高校の同級生なのですが、彼が事業を立ち上げる時に商材を探していたんです。その中で海外に流通しているデザイン性の高いキネシオロジーテープというのを最初に見つけました。市場やメーカーを調査し、現状どういう素材や品質のものが出ているのかを見て、「テーピングにはまだ改良の余地があるのではないか」と思ってビジネスを始めました。最初はおしゃれなデザインのテーピングを作りたかったのですが、今はもっと本質的な部分に興味を持っています。色はベージュのものがメインです。

 

-かなり市場の調査は行ったのでしょうか?

ほとんどのメーカーが、どこが何をしているのかは把握していました。キネシオロジーテープに迷彩柄が入っているのを見つけた時に、面白いと思って調べたんですよ。それは海外・中国製で、日本ではあまり流通していないこともわかりました。更に現状、日本で流通しているキネシオロジーテープは、パッケージは違えど、中身はどのメーカーもほとんど変わらない事もわかりました。

 

-そこから会社を作り始めたのですね。

まずは会社をどう作るのかを調べて、研究し始めたんです。他のメーカーと同じようなものだったらビジネスにならないので、自分たちしかできないようなことを調べて、会社を2016年の4月に設立しました。この研究をする期間も入っているので、まともに営業、リリースを始めたのは2017年からですが。

 

-競合はどのくらい存在するのでしょうか?

他のいろいろな商材と比べたらすごく少なくて、ものすごく大手ばかりですけど10社くらいです。でも、キネシオロジーテープを“専門”としているところはほとんどありません。どこのメーカーも約30年間の歴史があるなかで、品質改良ってほとんど行ったことがないんですよ。それほど注力していないものなんでしょうね。

快適でノンストレスなテーピングライフの実現をテーマに

-そもそも、キネシオロジーテープの効力はどういったものでしょうか?

協会が提案している使い方でいうと、怪我予防と疲労の軽減と、筋力アップと回復促進。なので、よく言われるのが“もう一枚の筋肉”ということ。怪我のリスクも減るし、筋肉もアップするので、単純にタイムが伸びるようなこともあります。貼った時と貼っていない時では筋力が違うという筋力テストのデータもあります。

筋肉と連動するので、テープを伸ばすのではなくて、テープはそのまま、基本的には伸ばさないように貼ってもらっています。筋肉と皮膚と連動するのがキネシオロジーテープなので。

 

-今までなぜ、改良がされてこなかったのでしょうか?

コストの問題はすごく大きいと思いますね。新しいものにする時は、ある程度の理由をつけて開発していかないといけないので、難しいです。

あとは、ある程度完成されていたというのもあります。僕らは合成繊維で作っているのですが、他の業者さんは今まで約30年間コットンでやってきたんです。それに比べて合成繊維は水分の吸収率が14分の1。極端に水分を吸わないので、剥がれるとか、ベチャベチャして痒くなるということが少ないんです。

 

-水の中でも使えると聞きました。

水中でも剥がれにくいくらい、強いです。洋服でイメージしてもらうと分かりやすいんですけど、コットンって洗濯すると、縮んだりボロボロになったりしますよね。キネシオロジーテープは肌に直接貼るのですが、テープにも劣化が起きているんですよ。コットンは水に弱いのですが、合成繊維はすごく水に強いんです。だから、お風呂に入っても効力は落ちないんです。

 

-様々な方に利用してもらうまでの過程は大変だったのではないでしょうか?

何でもそうだと思うんですけど、ビジネスは販路だと思うので、今は一番大変な時期ですね。

いま使って頂いている層としては、接骨院さま、整骨院さまなどの治療院さま。あとはスポーツチームさまが大きいですね。自分たちからは治療院さまやスポーツチームさま、そして薬局さまに足を運びます。治療院さまも基本的に使うのは卸売の業者さまがいるので、僕らもそこと連携をしていかなければいけない。完全に販路開拓です。すごく大きい全国展開しているような薬局さまとの営業や打ち合わせも含めて、両方やっていかないといけないですね。