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子供たちに、遊びの楽しさを伝えるために。ガイナーレ鳥取が取り組む地域貢献活動への思い

2022.02.21 / AZrena編集部

明治安田生命J3リーグに所属するガイナーレ鳥取は、地域貢献活動の一環として「復活!公園遊び」に2003年から取り組んでいます。18年間続く活動への思いとは。クラブと地域の関係性や、地域貢献活動への考え方についてお伺いしました。

<トップ写真:©︎GAINARE TOTTORI>

本企画はスポーツの力を活用して社会貢献活動を推進する日本財団のプロジェクト「HEROs」と共同で実施している特集企画です。

HEROsではアスリートや非営利団体に対して活動支援(資金提供)も行っています。詳細はHEROsのHPで!

 

明治安田生命J3リーグに所属するガイナーレ鳥取は、地域貢献活動の一環として「復活!公園遊び」に2003年から取り組んでいます。

選手やスタッフが「ガキ大将のお兄ちゃん」として、誰もが楽しめる“公園遊び”のプログラムを実施しています。地域の子供たちに、身体を動かすことの楽しさや仲間と遊ぶことの楽しさを実感してもらうことが本活動の目的です。

18年間続く活動への思いとは。クラブと地域の関係性や、地域貢献活動への考え方についてお伺いしました。

誰もが純粋に楽しめるのが、公園遊びの魅力

「復活!公園遊びの活動」のプロジェクトは、2003年にスタートしました。子供たちが外遊びをする機会が減っていることを背景に、もともとは地元のNPO法人やまつみスポーツクラブさんが公園遊びのイベントをされていました。このイベントを定期的にできないかと、塚野社長が提案したのがクラブとして活動を始めたきっかけでした。

スタート当初は、告知なしの“ゲリラ形式”だったんです。公民館の横の広場や公園に行って、その場で遊んでいる子供たちを巻き込んで遊んでいました。そこから徐々に、「遊んで楽しかったよ」と口コミで広がっていって。最初は2人だったのが4人になって、3回目はまた増えてと、芋づる式に子供たちの数が増えていきました。

18年間継続してきた中で、地域の中でも公園遊びが浸透してきたなと。一般の方から「ガイナーレさん、公園遊びやってください!」という声が上がったり、小学校の行事としてもたくさんお声がけをいただいています。今では申し込み開始から1週間程度で埋まってしまうことも多いです。

子供たちとは、いろいろな遊びをしています。陣取り、メンコ、おはじき、鬼ごっこ......昔からある、いわゆる“公園遊び”です。子供たちからは、「だるまさんが転んだ」が人気なんです。誰でも鬼との駆け引きを楽しめますし、同じように遊びやすいんだと思います。いつも盛り上がりますね。

誰でもすぐに楽しめるのが、公園遊びです。仮に「サッカーするよ」と言っても、すぐにはできないですよね。ボールの蹴り方やルールなど、“楽しむ”までに時間がかかってしまう。「準備いらず片付けいらず」をコンセプトに、いつ来ても帰ってもOK、誰が来ても仲間、ということを大事にしています。こうやって幼少期に純粋に遊びを楽しんだ経験が、後々のスポーツ活動に繋がるのではないかと思っています。

学年の枠を超えて、同じように楽しんで遊べるのも公園遊びの強みです。幼稚園児〜小学生、場合によっては高校生まで一緒に遊ぶことがありますが、みんなが笑顔で楽しんでいます。縦割りのコミュニケーションを生み出すきっかけにもなっていると思います。

実際、保護者の方々や先生方から「子供たちのあんな表情、みたことがなかったです」 「運動が苦手だと思っていた子が、すごく楽しんでいました」などの声もいただいています。たかが遊び、されど遊び。成長していく上で、こうして純粋に楽しむ経験は重要だと考えています。


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