AZrena編集部

会員1600万人の施設予約サービスがスポーツ分野へ。競技人口を増やすための施策と狙いとは。

様々な施設やサービスの予約プラットフォームを運営している株式会社EPARKが著名アスリートのマネジメントを行っている株式会社サニーサイドアップと手を組み、昨年(2016年)の9月に株式会社EPARKスポーツを設立した。

そして、「スポーツを通じて、豊かな社会を創造する」というミッションのもと、この6月にスポーツ教室の検索&予約サービスをローンチ。ゴルフやジム、サーフィンなど幅広いスポーツ教室を探すことができるこのサービスは、どのような経緯と狙いがあるのか。代表取締役社長の古志野史嗣氏に話を伺った。

DOスポーツの予約サービス

-今回、サービスをローンチしようと思った経緯は?

会社自体はEPARKとサニーサイドアップの合弁で作りました。EPARKは様々な施設の予約サービスを扱っており、現在は会員数が1,600万人ほどになりました。共通のEPARKアカウントでレストランやエステの予約もできて、予約できる施設のジャンルもどんどん増えています。そこで、あらゆる分野に進出しようと考えていたのですが、 “予約×スポーツ”の分野に手を出せていなかったのでパートナーを探していたんです。

サニーサイドアップはPRとスポーツマーケティングの会社ということで、EPARK側から一緒にやらないかという相談があり、今回の合弁会社を作ることになりました。実際に会社を設立するまで1年ぐらい協議しましたね。

−スポーツをやるにあたって場所探しが最も困る点かなと思いますが、なかなかサービスが確立されてきませんでした。

僕らはDOスポーツ、やる方のスポーツの予約サービスをやろうとしているのですが、それでも多くの分野があります。施設もあれば教室もある。イベント、大会、ツーリズムなどもありますよね。どこから手を付けようか考えたのですが、例えばニーズの高いスポーツ施設の予約は、市区町村などが保有しているケースが多い。そこを民間企業の僕らが手がけるには時間がかかるんです。スポーツ庁に話を聞きに行ったりもしたのですが、スポーツ庁にお墨付きをもらえばOKという簡単な話でもなさそうだな、と。

ですから、最初は民間の部分から攻めたほうが良いと考え、スポーツ教室の予約から始めることにしました。スポーツ教室は大手さんが他店舗展開しているパターンと個人商店的にやっているパターンがあるのですが、僕たちは後者の個人商店的に展開されている教室さんを中心に取り扱っています。大手チェーンと違って集客のノウハウも予算も少なく、集客に苦戦しているところが多いので、それぞれの教室の魅力を僕らのサイトでしっかり伝えて上げて、各教室にマッチしたお客さんを送ることで、ビジネスをスケールさせてあげるというサービスの方がやり甲斐もあると思っています。

−スポーツのジャンルはどう絞ったのでしょうか?

人気の高いジャンルから取り扱いを増やしています。1番多いのはヨガ、ピラティスなどです。またダンスもジャンルが広いこともあって多いですね。キッズはダンスが必修化されましたし、若い方はストリートダンス、年配の方だと社交ダンスとかフラダンスをなさったりするので、ターゲットの層も広いですね。あとはゴルフやパーソナルトレーニングも人気があります。

−これだけの教室を集めるのも大変だったと思います。

営業が一件ずつ回っています。EPARKグループは規模が大きいので、その営業力を活用し、地道に取り組みましたね。手間もかかるしコストもかかるのですが、僕らは先行投資としてやっています。まずはたくさん良い教室さんに掲載して頂いて、集客をして、教室さんに儲かって頂き、最終的に僕らに幾らか入ってくる、と。長い目で見ています。

−現在はどれくらいの数の教室が入っているのでしょうか?

今は1,000件ほどですね。5年間で5,000件までは増やしていきたいと思っています。数が増えないと比較予約として成立しないので、まずはたくさん掲載することが重要だと思っています。